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KAIGO LAB SCHOOL 開校しました!初回授業の様子

KAIGO LAB SCHOOL 開校しました!

KAIGO LAB SCHOOL 開校しました!

かねてより報告させていただいているとおり、介護業界の若手人材向けに、無料のビジネス・スクール(KAIGO LAB SCHOOL)を開校しました。1期生となったのは、多様なバックグラウンドを持った15名の生徒たちです。これから1年間、みっちり経営について学びます。

エントリー22名に対して、15名の入学となっています。本当は、エントリーいただいた全員と勉強を進めたかったのです。しかし、介護福祉士資格の取得など、介護業界で働く上で基本的な勉強が終わっていない人については、今回は入学が許可されませんでした。彼ら/彼女らには、経営の前に学ぶことがあると判断されたためです。来年度以降での入学を頑張ってもらいたいです。

1期生15名は、うち2名が、既に起業家として自分の会社を経営しています。多くは、20代にして部下を持つマネージャーであり、ほぼ全員が5年以上の介護の現場経験を持っています。大企業から小企業まで、勤務先のスケールも様々です。

KAIGO LAB SCHOOL の理念は「日々の業務課題を高いレベルで解決し、その解決策を介護業界全体に広め、もって介護業界の発展に大きく寄与する人材を輩出する」というものです。1期生15名は、この理念を実現するために、十分な素養を持っていると判断されました。

初回授業『チームビルディングの理論と実践』が終了しました

綱引きの実験があります。1本の綱を1人で引く場合、その人は100%の力を出します。1本の綱を2人が引く場合、それぞれが93%の力を出します。1本の綱を3人が引く場合、それぞれが85%の力を出します。そして1本の綱を8人が引く場合、それぞれが49%の力しか出さないのです(=リンゲルマン効果)。

チームは、そこに何の手も打たない限り、人数が膨らむごとに、メンバーは手抜き(=社会的手抜き)をするようになります。こうした傾向があるからこそ、チームリーダーには、メンバー個々の本来の力を引き出すという責任が発生するのです。初回授業では、そのための方法論について、理論と実践についての講義が行われました。

最終的には「自分が考えるとおりに発言・行動しても大丈夫」という心理的安全性をチームに形成することが大事です(=Googleのプロジェクト・アリストテレス)。この状態に至るためには、本音でのぶつかり合い(混乱と対立)を乗り越える必要があります(=タックマン・モデル)。

本音でのぶつかり合いは、優れたチームを作り出すには、避けて通れないところです。優れたチームリーダーは、この状態を意図的に生み出し、また、ぶつかり合う状態を短期間のうちに収束させるスキルを身に付けています。

日本においては、中学・高校時代に部活動を頑張った人材が、このスキルを無意識のうちにも獲得しているケースが多いようです。県大会などを目指し、意見の違いから本音でぶつかり合ったメンバーが、一生の友達になったりしています。逆に、親友と呼べる人がいない人は、誰とも、本音でぶつかり合ったことのない人だったりもします。

1期生15名のチームビルディングが進められました

KAIGO LAB SCHOOL 1期生15名も、これから、本音でのぶつかり合いを超えてもらいます。とはいえ、いきなりその段階には至れないので、その前段階とも言える「信頼の構築」に関する理論と実践を学んでもらいました。

まずは、よくある「他己紹介(自分ではなくて他者について紹介する)」のアイスブレークについて、その限界を体感してもらいました。こうしたアイスブレークは、会話が弾みますし、表面的には仲良くなれたように感じられます。しかし実際には、アイスブレークは、チームビルディングの根幹とは、ほとんど関係がありません。

アイスブレークの限界を理解してもらった上で、人間が他者を信頼する心理的なメカニズムについて学びました。それから、さらにディスカッションを重ね、1時間程度の時間でしたが、クラス全体に「運命共同体」としての空気の醸成が行われています。

大事なのは、自分個人の学びを最大化しようとすることではなく、クラスメートの学びに貢献しようとする態度が広がることです。これは、学びの共同体(learning community)を形成するということであり、優れたチームを作ることと(ほとんど)同義です。

チームビルディング

宿題は、クラスでの学びを日常業務に関連づけることです

KAIGO LAB SCHOOL は、ビジネス・スクールです。ですから、知識のための知識ではなく、実務のための知識であることを目指します。生徒には、学んだことを、日々の業務に結びつけるための行動が求められます。

とはいえ、いきなり、組織内の権限や立場を無視して、思いついたことを実践することはできません。そこで、まずは、今回学んだことを、今の職場での業務に結びつけるための企画書を作成してもらいます。

可能であれば、この企画書を今の上司に見てもらい、不備やリスクを指摘してもらったりしつつ、本当に実行できる企画にまで練り上げてもらいます。ここまでやり切れたら、この単元の KAIGO LAB SCHOOL での学習は「優」の評価ということになります。

引き続き、みなさまの応援を、よろしくお願いします。

KAIGOLABの最新情報をお届けします。

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