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【読者投稿22】話題になっても解決しない高齢ドライバー問題

読者投稿

痛ましい池袋での事故についての記事『高齢ドライバーによる事故をいつまで放置するのか(池袋事故を受けて)』を読みました。この記事のみならず、今回の事故をきっかけに、高齢者の運転について、マスコミなどでの議論も盛んになってきたように思います。

飲酒運転、あおり運転などとともに、これまでも何度も話題になってきています。しかし、話題になったからといって、解決されることはなく、運転を巡るトラブルが起き続けていることにもどかしい思いです。

私も、基本的には都市部の高齢者の免許更新は年齢で切るというKAIGO LABさんの提案に賛成です。今回の事故で、高齢運転者の家族は他人ごとではないと気が気ではないでしょう。でも、かなりの数の高齢運転者は「他人ごと」「自分は大丈夫」と思っているのではないでしょうか?

私の身近にも、自信満々の高齢運転者が何人もいます。どの人も「50年以上無事故で運転している」と胸を張ります。誰も事故は起こったときが「初めての事故」なのだとは考えてもいないようです。

私自身は運転しませんので、乗せてもらう機会が多いのですが、最近では運転を知らない私でも危なっかしいと感じることが頻繁に起こります。今は誘われても出来るだけ断るようにしているのですが、相手のプライドを傷つけないように言い訳を考えるのが大変です。

ずっと運転することは、その人のプライドに深く関わっているのだと感じてきました。年齢にかかわらず、ほとんどの人が運転の仕方を指図されたりちょっと注意されたりすると気を悪くします。まるで生き方を批判されたような反応です。これは若い人でも思い当たるはずです。

高齢者の免許返納は急務ですが、今議論されている代替交通手段、自動運転の開発などのハード面だけでなく、カウンセリングなどの心理面のサポートも必要なのではないでしょうか?

高齢者にとって運転免許を失う「喪失感」は他の世代には想像がつかないくらい大きいと思います。免許返納への抵抗は「行動範囲が限られる」という実際面もありますが、もっとずっと深い精神的なところに根があると思えてなりません。

ちょっとへそ曲がりな感想ですみませんが、記事にあった温かいお祝いムードの免許返納が心に届くのは、温かい家族に恵まれている高齢者だけでしょう。孤独感とともに肥大化していくプライドを尊重しながら高齢者を説得する方法を考え、返納後のサポート態勢を整えることが必要だと思います。

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