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いつもありがとうございます。とても勉強になるサイトだと感じ、毎日チェックするようになりました。こちら、KAIGO LABでも時々とりあげられていますが、介護職の人材不足や、外国人の介護職が必要とされているという報道に接するたびに思いだすことがあります。
うちの近所に訪問看護センターがあるのですが、そこを訪ねて来たらしいお年寄りに場所を訊かれることがあります。ちょっと分かりにくいところにあるようで、タクシーを降りてから迷ってしまうようです。日本の都市計画はどうなっているのかと嘆いても仕方ないですが、こういうところ、ありますよね。
少し前のことですが、やはり迷っているお年寄りと付き添いらしい女性の二人連れに会いました。お年寄りは、杖がないと歩きにくそうな様子でした。私も訪問看護センターの正確な場所までは知らないので、お年寄りが握りしめた封筒の電話番号に電話しました。
すぐ近くにあったのですが、応答したのは他所に訪問看護中の看護師さんで、事務所には誰もいないとのことでした。携帯でその看護師とやりとりしたあと、分かったことは、その近くの大手介護施設の医師に介護認定のための診察をしてもらうということでした。当然、郵送での案内が不親切なのではと思いました。
でも、そのことよりも考えさせられたのは、付き添いの人のことです。終始ニコニコして優しそうな女性は、状況は理解しているものの日本語はほとんどわからないようでした。二人を本来の目的場所に案内したあと、お年寄りご本人が恐縮しながらお礼を言っていましたが、付き添いの女性も「謝謝」とくりかえしていました。
付き添いとして個人的に雇われた人なのか、何かしら資格を持った人なのか、全く分かりませんが、その女性は、見るからに優しそうで、そばにいてもらえたら心強いだろうと思いました。ただ、言葉がわからないために困ることは多いはずです。
だからと言って、日本人にとっても難しい専門用語を覚えなければならない資格試験に合格する必要はないとも思います。人間的な資質が介護に向いている外国の人がたくさんいるはずなのに、試験に通らないという理由だけで、帰国を余儀なくさせられるのは、惜しいです。
専門的な知識はもちろん必要です。でも試験では測れない寄り添う力があるし、それが一番大切なことではないでしょうか。
これから外国人介護士を増やさざるを得ないのであれば、現在の試験を大幅に見直す必要があると思います。それぞれの母国語で専門知識を学べるようにして、試験も母国語で受けられるようにするなど。
そして、働きながら日本語学習ができるようにすればいいのではないでしょうか。 そうすると、下働き的な扱いを受けてしまいそうです。労働条件や給与などで不利にならないようにして優秀な外国人の介護職を増やしてほしいです。
私自身、自分の家族を介護して、たくさんの訪問看護士、介護職の方にお世話になりました。その経験から、あたたかく寄り添ってくださった方々に支えられたことを思い出します。クールでプロフェッショナルに徹した方のアドバイスに助けられたこともあります。いろんなタイプの人がいるのがいいことです。
そのひとつとして、日本的な考え方とは違った光を当ててくれそうな外国人の介護職にも、とても期待しています。
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