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毎日、楽しみに読ませてもらっています。かれこれ、20年ほど、勤務医をしております。要介護認定のための意見書も、これまでに数え切れないほど書いてきました。診察をする患者の多くも高齢者なので、介護について理解したいと思い、こちらのサイトを見つけました。職場の同僚も、結構読んでいるみたいで、たまに記事が話題になります。
記事の中で、個人的にもっとも好きなのが『医師になったことを後悔している将来の君へ(後悔の構造)』です。過度に後悔を恐れて生きるということは、決断しないという決断であるという指摘には、本当にそうだなぁと感じました。
少し違うかなと思いながらも、意味があると思ったのは『要介護認定の仕事はしたくない?医師の本音から考える、効果的な申請のしかた』です。違うと思ったのは、要介護認定において医師の意見書がもっとも威力があるという部分です。そう考えてもらえるのはありがたいですが、ここは、自治体によっても違いがあります。とはいえ、追加情報を出してもらえると助かるのは事実です。
介護に関するサイトなので難しいかもしれませんが、いつか、医療崩壊についての記事も読ませてもらいたいです。医療現場は、本当に崩壊寸前(もはや崩壊している?)です。調査によれば、日本の医師は10万人以上足りないとされています。医師不足から、過労死ラインを超えて働いている医師は全体の3割になるそうです。
僕自身も、疲れがずっととれない状態のままです。自分の時間がとれないということは、医師としては、どうでもよいことだと思っています。忙しいこと自体は、僕にとっては、問題ではありません。
しかし、とれない疲れによって、医師としてのパフォーマンスが落ちていると感じるときがあります。過労死ラインを超えるような激務をこなしている医師たちも、きっと、僕と同じリスクを感じていると思います。
それでも、日本は、医師の数を増やそうとはしてくれません。理由は、医師を増やすと、医療費が高くなるからとのことです。個人的には、医師の報酬を減らしてもよいので、医師の数を確保する段階に来ていると思います。僕は、こうした状況について、医師以外の人に、広く知ってもらいたいと思っています。
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