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ケリーパッドを使ったベッド上での洗髪【動画27】

ケリーパッド

ベッド上での洗髪ノウハウ

以前は、紙おむつを使ったベッド上での洗髪についてご紹介しました。紙おむつを使う方法は、とても簡単な反面、やはり使えるお湯の量が少ないことが気になるところです。

今回は、より多くのお湯を使って、もっとさっぱりしたいときに、昔から使われているケリーパッド(Kelly pad)を用いた洗髪の方法について、動画を紹介しようと思います。この方法は、自宅にあるものを用いて行う洗髪方法で、新しくなにかを購入する必要がない点が、特に優れています。

用意するものは、バスタオル、洗濯バサミ、輪ゴム、ゴミ袋、バケツ、お湯、ビニールシート、洗髪用具、です。なんのことはない、ベッド上でお湯の流れ道を作るだけなのですが、そうしたちょっとした工夫で楽になるのが介護だったりするので、あなどれません。
 
ケリーパッドの作りかた

 
ケリーパッドを使った洗髪方法

実は洗うほうが難しい

ケリーパッドを作るところまでは、いちど動画を見ればできるようになるでしょう。ですが、実際にやってみるとわかることですが、実は、髪を洗うほうが難しいです。こちらは、やりながら慣れていくしかないでしょう。

まず、介護者が洗いやすいように、要介護者にはベッド上で斜めになってもらわないとなりません。動画では、簡単に体位の変更をしていますが、こうした体位変更自体が結構なノウハウで、慣れていないと難しいことだったりします。

お湯の逃し道として、ケリーパッドをセッティングするのですが、ここで失敗すると、お湯がダバダバと床に流れ落ちてしまうので、特に注意してください。これでいいだろうと思っても、お湯の重さで、お湯の流れる道が変わってしまうので、意外と難しいです。

それと、要介護者の首のところから、身体のほうにお湯が流れてしまって、ベッドが濡れてしまうなんていう失敗も・・・したことがあります。ここも丁寧にやりましょう。

紙おむつを使う方法も楽でよいですが、やはり、時にはケリーパッドを用いた洗髪を行ったほうが、お湯がたっぷりで気持ちがいいです。もちろん、そうしたことは、それぞれに合ったやり方を選択すべきですが、色々と試してみるのも、介護を少しでも楽しくするためには大事だと思います。

失敗もすると思いますが、介護のプロに相談しながら、少しずつ、介護のノウハウを学んでいきたいものですね。
 

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