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飲み込む力が弱くなっている要介護者、とくに寝たきりの場合は、食事介助は危険な作業になります。飲み込んだものが、きちんと食堂に行かないで、気管のほうに行ってしまい、結果として肺炎(=誤嚥性肺炎)を引き起こしてしまうからです。
飲み込む(=嚥下:えんげ)力を少しでも高めるためには、腹筋に力をいれやすくするのがポイントです。それをやりやすくするためには、足の裏を接地させるのが大事だというの、ご存知でしたか?
しかし、寝たきりでは、足の裏を接地させるのが困難に思えます。それをなんとかするノウハウが、以下の動画で学べます。発想は簡単なのですが、意外と実践していないこともありそうです。
膝の裏にクッションなどをいれて、膝が曲がっている状態をつくることが、まず第一です。次に、足の裏に当てるものを準備して、ベッドの上で「座っている姿勢」を作り出すことがポイントです。
この動画では、足の裏にもクッションを用いていますが、できれば、ダンボールなど固いものがよいそうです。その上で、腹筋に力が入るように、しっかりと「ふんばる姿勢」を取ります。
これは、看護や介護のプロにとっては、常識的なことだったりします。しかし、在宅介護をしている介護者は、ヘルパーなどから教わっていない場合、意外と知らないケースもあるようです。
しっかりと学んで、無駄なリスクは減らしておきたいものですね。
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