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すごい介護技術;ベッドでの上方移動(力の入れかた)【動画15】

ベッドでの上方移動

ベッドでの上方移動

要介護者がベッドに寝ている状態で、どうにも寝ている位置がベッドの下のほうに行ってしまうことはよくあります。このとき、要介護者に力があれば、自分でベッドの上のほうに移動してもらえばよいのですが、力が足りないときは、介護者(家族など)の助けが必要になります。

これを特に「ベッドでの上方移動」というのですが、ノウハウを知らないと、なかなか厳しい作業になります。普通は、要介護者の体の下に手を入れて、横に動かすケースが多いのですが、手首というのは、なかなか横方向には力が出ないものです。

そこで、特に体重の重たい要介護者の場合などは、手首の方向と、要介護者を動かす方向を同じにするという技術があります。この技術を公開している動画は、24万回以上も視聴されている人気動画です。以下が、その動画になります。はじめの部分では、指の使い方(5本指よりも3本指のほうが引く力を入れやすい)が紹介されており、これもかなり参考になります。
 

プロの介護技術を学ぶと楽になる

4:38からの上方移動の技は、ほとんど神技に見えます。6:35以降は、さらに具体的にお尻を持つ位置などについて解説されています。9:30くらいからは、この動画で説明されるやり方では上手くいかない(腕の力が足りない)という人が登場します。10:40からは、その同じ人がコツをつかんで、上手にできるようになる成長の瞬間を見ることができます。講師も、そこから新しい教えかたを学んでいます。

こうした介護技術を、自分で考え出すのは、ほとんど不可能です。介護には、このように講師と生徒のやりとりを通して、長年かけて生み出された技術の積み上げがあります。この成果に学べば、介護が楽になるのは当然です。

特に、介護においては、腰を痛めるケースが多いものです(介護職にある人の職業病第1位)。ですから、この動画で紹介されているノウハウも、できるだけ腰を使わずに、腕の力だけで、しかも、その力もなるべく最低限になるように組み上げられています。

これは、ある種の武道にも通じているように思います。どこか、合気道的です。武道の経験者が、整体師になったり、介護の現場で活躍しやすい背景には、同じ原理が働いているのかもしれませんね。
 

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