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足腰が弱くなった人を、車いすからベッド、車いすからトイレという具合に、A位置からB位置へ移動させることを特に「移乗(いじょう)」と言います。介護をはじめると「移乗」は非常に悩ましい問題です。特に、体重のある被介護者ですと、大変です。
この「移乗」の優れたノウハウが、動画で公開されています。非常にわかりやすい上に、プロのコツがつかめるということで、再生回数もとても多くなっている動画です。
「相手の身体が縦になっている状態では移乗できない」、「人間が立つときは、お辞儀をすることで、頭の重さによってお尻が上がり、立ちやすくなる」など、なるほどと思わされる説明もあって、丁寧です。
短い動画ですが、なんども見て練習すると、体重が重い人であっても、比較的楽に「移乗」させることができるようになります。要介護者にも見てもらって、頭を下げるところや、脇を上げる動作などを理解してもらえれば、お互いによい感覚での「移乗」も可能になるでしょう。
この動画がありがたいのは、要介護者の足腰の弱り具合に応じて、3段階の「移乗」のさせかたを公開してくれているところです。実際に、要介護者を「移乗」させてみて、それができる、できないといった結果によって、要介護者の足腰の弱り具合を判定できることにもなります。
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