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シルバー産業新聞は、1996年に創刊された、介護業界に向けた情報発信を行う専門紙です。介護保険制度、介護市場分析、介護の現場、福祉用具・サービスの4つの柱から、介護の実践において役に立つ新聞であることを目指しています。創刊20年周年となった昨年より、デジタル配信も行っています。
そんな、介護業界で広く読まれているシルバー産業新聞に、KAIGO LAB SCHOOL の卒業イベントの様子を掲載していただきました。とても光栄なことです。その内容の一部を、以下に引用します。
若手介護人材に対して、経営学の授業とトレーニングを無料で行うビジネススクール「KAIGO LAB SCHOOL」は2月7日、卒業イベントを開催した。15人の卒業生の中から5人が登壇し、同スクールでの学びを踏まえた自法人での新たなビジネスプランをプレゼンした。(中略)酒井穣学長は「介護現場の学びを深めたいという熱意を感じた1年だった。今後も現場の中核となる人材を育成していきたい」と話した。
こうして第1期生たちは、卒業していきました。今後、介護業界の発展に対して、大きな貢献をしてくれるはずです。そうした第1期生につづき、第2期生の募集が終了しました。これから、提出された論文を精査し、第2期生として経営学の勉強をする人材が確定されていきます。
勉強は、個人で進めることもできるものです。ただ、勉強というものは、なんらかの「締め切り」があったほうが、進めやすいというのも事実です。実際に、中間・期末テストがなければ、ほとんど勉強しなかったという人も多いのではないでしょうか。
社会人になると、中間・期末テストはありません。ですから、そうした「締め切り」は、自分で作っていかないとなりません。KAIGO LAB SCHOOL で教えているのは、ある意味で「締め切り」の作りかたです。卒業後は、それ以前よりもずっとスムーズに、自分で自分の「締め切り」が設定できるようになります。
まれに「座学に意味などない」という意見に出会うことがあります。しかしそれは間違いです。現実として、この考えは、大人の学習に関する研究結果として否定されています。大人の学習は、経験によるものが7割、フィードバックによるものが2割、そして座学によるものが1割となっているのです(経験学習論)。
「それでも座学は1割じゃないか」という意見もあるでしょう。しかし、そんなわずかの差が、長年積み上がると、大きな差になるものです。また、教育というものは、経験に「利息」をつけてくれるものでもあります。しっかりと座学を行うことで、その後に実務を通して獲得していく経験が、より豊かで実りの多いものになるのです。
世界を変えるために必要なことは、いつだって、自分のありかたを変えることです。そして、自分のありかたを変えようとする介護業界の若手たちが、あと少しで、第2期生としての勉強を開始することになります。皆様の応援を、よろしくお願いします。
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