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7万円で「親の雑誌」を作ってみませんか?自分史作成サービスが面白い!

自分史作成サービス

自分史を出版する場合

高齢者になれば、自分の生きてきた歴史を振り返って、自分史を出版してみたいと思う人は少なくありません。しかし、こうした自分史のようなものは、よほどの有名人でない限り、商業出版(印税をもらえる)することは難しいものです。

すると、自分で出版の費用を全て持つという自費出版となるわけですが、これは、最低でも数十万円、普通は100万円が相場と言われます。これだけの金額をかけてまで、自分史を出したいと思える人になると、そう多くはないわけです。

ここに、新しいサービスが登場する余地があります。すなわち、自分史は出版してみたいのだけれど、数十万円以上という金額はそれにはかけられないという余地です。ここを狙ったビジネスが、流行り始めているようです。

「親の雑誌」という商品

株式会社こころみ、というベンチャー企業が提供するのは、なんと、7万円から(A4サイズ、16ページ、5冊納品から)という自分史作成サービスです。2015年5月からのサービス開始で、昨年末までに100件以上の受注をしています。さらに、問い合わせは1,000件を超えているとか。

この商品の面白いところは、通常の自分史のように出版する本人からの発注ではなくて、自分史を残すことになる親の子供などからの「ギフト」として贈られることが多いという部分です。

価格を安くおさえられているのは(1)全体のフォーマットやページ数が決まっており、文字と写真を当てはめれば完成されるスタイルであること(2)プロのライターではなくて、主婦層を中心としたコミュニケーターと呼ばれる人々が取材・執筆を行うこと、という2点が大きいそうです。

「親の雑誌」を注文する場合

以下のサイトが、公式サイトのようです。オプションを重ねると、7万円ではすまない感じではありますが、それでも、通常の自分史を作るよりも安いですし、まさにプレゼント向きのように思います。

親のための自分史作成サービス(株式会社こころみ)

http://tsunagariplus.cocolomi.net/oyanozasshi/

ポイントは、これは実は自分史というよりもむしろ、親子のコミュニケーション手段だったり、周辺にいる介護のプロやご近所とのコミュニケーション手段だということでしょう。

思い出になるだけでなく、人と人のつながりを活性化させるきっかけだと思えば、7万円程度であれば、がんばって出すきもちにもなります。もちろん、今回紹介したサイトで注文してもよいでしょうが、今後は、類似のサービスも増えてくると思います。

今すぐに、というわけでもなければ、いつか将来、こうしたサービスが役に立つかもしれないといったレベルで記憶しておくだけでも良いと思います。本当に必要になったとき、検索をすれば、またもっと安くて良いサービスも出ているかもしれません。

※参考文献
・月刊事業構想, 『「普通の人」の自分史がヒット』, 2015年12月号, p28〜29
 

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