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「介護が必要かも」と思ったら、とにかく、最初にやるべき事は、要介護認定の申請です。40歳から保険料を納めている介護保険をフルに活用するためには「要介護認定」を受ける必要があります。
実際には、家族が脳梗塞や心臓疾患で突然倒れたり、転んで骨折したりで入院したあと、「さて退院後はどうする」という時に、要介護認定の申請をする人が圧倒的に多いようです。入院した病院の医師、看護士、ソーシャルワーカーのすすめで、はじめて要介護認定申請のことを知る人も少なくありません。
家族のようすが「ちょっとあぶないかな」と感じたら、介護を受ける人の住む市区町村役所の「介護支援課」や「老人介護課」(面倒なことに自治体によって名前が違います)に電話で問い合わせてみることをおすすめします。地域包括支援センターを紹介されるかもしれませんが、どちらでも要介護認定の申請について説明してもらえるはずです。
「これは、介護が必要なのかな?」と感じたら、すぐにでも手続きを始めてください。時間がとれれば、市役所の介護支援課か地域包括支援センターの窓口で、相談もかねて申請書を受け取れば、その後の流れがつかみやすいでしょう。忙しい人はインターネットで申請用紙をダウンロードすることも出来ます。
要介護の認定には、申請から認定まで1ヶ月近く(原則30日以内)かかります。申請には、介護保険証(65歳以上)か健康保険証(40~64歳)、本人か介護者が記入する書類の他に、被介護者への面接調査、医師の意見書が必要です(市区町村によって違いがあったり、法令によって変更されたりすることもありますので注意してください)。
申請そのものは難しい手続きではありませんが、手続きをする人、介護する人が仕事を持っていたり遠くに住んでいたりする場合は、書類の記入や面接調査などの日程調整のために時間的なゆとりをみたほうがよいでしょう。
申請をして要介護認定を受けたらケアマネジャー(通称ケアマネ)という専門家を紹介してもらいます。その後は、このケアマネに相談しながら、どのような介護サービスを受けるのか、計画をしていくことになります。
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