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特に遠距離介護をしていると、見守りが大事な作業になります。見守りには、様々なITソリューションがあるのですが、そうした中で、便利なものの一つに、シャープが提供してくれているテレビ見守りサービスがあります。
以前も記事にしていますが、高齢者はテレビの視聴時間が長く、テレビを見ないということはまずありません。このサービスは、そこに注目したもので、2014年11月より、全国地域の電気販売店経由で購入することが可能になっています。
実証実験の結果によれば、高齢者は、早い人だと朝3時代から、遅くても朝7時ごろまでにはテレビの操作を開始するようです。この見守りテレビによって、安心感が高まったとする人が65%にもなるそうで、検討したいものですね。
事業者向けのパンフレットになりますが、こちら(pdf)を見ると、このシステムの概要がよく理解できます。
こうした見守りサービスで気になるのが、本当は、高齢者にとっては家族とのコミュニケーションが大事だということです。LINEやFacebookといったSNSでも、日常的にコミュニケーションをとることができます。
ただ、親子の間柄だと、毎日SNSでやりとりするのも照れくさいところがあるのも事実でしょう。そうなると、現実には毎日ということはなく、コミュニケーションに「隙間」が生まれてしまうことも、よくあります。
こうした「隙間」を埋めてくれるサービスとして、今回紹介したようなITソリューションを検討するのは、大事なことだと思います。その日の体調などについてもアンケートで確認できるようなので、親が「ちょっと体調がすぐれないな」と感じているときを把握することができます。コミュニケーションすべきときのタイミングを逃さないためにも、威力を発揮しそうですね。
見守りサービスは、今後もどんどん増えていくと思います。今回は、シャープの製品について紹介しましたが、今後も、よさそうなものがあれば、こちらで紹介していきたいと思います。
※参考文献
・シャープ株式会社, 『高齢者安否確認システム「見守りテレビ」実証実験報告書』, 2012年10月
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