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シルバー110番;各都道府県に1つずつ設置されている公的な相談先(知っておきたい)

シルバー110番

悩みの相談先は多いほうがいい?

介護をしていると、もう悩みだらけになります。医療、介護、コミュニティー参加など、考えるべきことは山ほどあります。もちろん、そうした相談先として、第一のものはケアマネではあります。

しかし、ケアマネも1人で36人の利用者(要介護者)を持っていることが多く、忙しくて、家族からしたときに、対応が不十分と感じることも多いものです。よりよいケアマネを探し出して、ケアマネを変更するという手もあります。ただ、よいケアマネは忙しいのが普通なので、相談先としての悩みは、それでは解決しなかったりもします。

では、相談先として、多くのコネクションがあるほうが有利なのかというと、それも難しいところです。親切な人に囲まれているのは嬉しいことですが「船頭多くして、船、山に登る」(意見が多いと結果がおかしなことになるという意味)と言われるように、多くの意見を聞くと、かえって混乱することもあるでしょう。

本当に役にたつのは優れたセカンドオピニオン

介護者として本当にありがたいのは、信頼できる、気軽に聞けるセカンドオピニオン(普段お世話になっている人とは別の意見)です。医師の対応は正しいのか、介護のプロが言うことは正しいのか、参加しているコミュニティー以外に、もっと自分に合っているところはないのか、といった悩みに対して、気軽に質問できる相談先が欲しいところです。

そうしたときに、検討したいのが「高齢者総合相談センター(通称シルバー110番)」です。シルバー110番は、まず、各都道府県に1つずつ設置されている公的な機関なので、安心感があります。次に、医療・介護から法律相談まで、総合的な相談を受け付けてくれるので、窓口に悩むこともありません。

高齢者総合相談センター(通称シルバー110番)とは

基本的に相談するときの料金は無料です(特定の相談をするとき、はじめにきちんと聞いてください)。ただ、都道府県によってその中身の充実ぶりには差があるので、そこは注意してください。また、対応してくれる時間も、専門家の在籍状況によって、相談内容によって異なるところは我慢しなければならないところです。

一般的には、日常のいろいろな問題に対する相談、認知症についての相談、介護のしかたについての相談、医師への各種医療についての相談、住宅の増改築などについての相談、税金関連の相談、年金の相談、弁護士への各種法律がらみの相談、といったところは、対応してくれる都道府県が多いようです。

ネットで、要介護者の暮らしている都道府県のシルバー110番を見つけることができない場合、プッシュホン回線の電話から「#8080(ハレバレ)」に電話すると、その地域のシルバー110番につないでもらえます。また、都道府県によっては、こちらに訪問してくれたり、メールによる相談も受け付けてくれるケースもあるので、とても便利です。

一人で抱え込まないことが、介護の鉄則です。行き詰まったと感じたら、ケアマネなどにも相談しつつも、セカンドオピニオンを得るためにも、こうした相談窓口も活用しましょう。
 

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