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人材難の介護業界、なかでも看護師は、特に足りないのです。

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もっとも足りないと言われるのは看護師

介護業界は慢性的な人手不足にあります。そうした中でも、もっとも足りないと言われているのが、看護師です(ヘルパーも相当ですが・・・)。増やそうにも、看護師になるには、高度な看護教育を受けた上に、看護師国家試験に合格しなければならず、そうそう増やせないのが頭の痛いところです。

もちろん個人差はあるものの、訪問サービスを行う看護師の場合、1人で80人以上の被介護者を担当することもあるそうです。ケアマネが、1人あたり35人(要介護認定された人)までと定められているのに対して、看護師は、そうした上限がないので、仕事はどこまでも激務化しています。

こうした背景を受けて、EPA(経済連携協定)に基づいた、外国人の看護師も増えてきています。また、以下のニュースでも取り上げられているように、結婚や育児を理由に、いちど現場を離れた看護師の方への呼びかけも行われています。特に看護師の不足が原因で、病院が閉鎖されているという現実は、恐ろしいです(医師もたりません)。

看護師の壮絶な自己犠牲がある

以下は、あるケアマネから教えてもらった、ある看護師(Aさん)の事実です。この人が、全ての看護師を代表している典型例かどうかはわかりません。極端な例であることを祈るばかりです。それでも、知っていただきたい事実です。

まず、Aさんには、プライベートな休みというのは、ほとんどありません。利用者(KAIGO LAB注:要介護者のこと)は、心身ともに弱っているので、夜中でも、緊急の電話がかかってきます。そのため、Aさんは、普段はお酒も飲めません。お酒を飲んだあとに緊急の電話がかかってきても、車の運転ができないため、対応できないからです。

同窓会にも行けず、子供の運動会にも参加できなかったりします。それでもなお、Aさんは、高い倫理観をもって、介護の現場で日々奮闘しています。

利用者を看取るケースも多数あります。だからいつも、利用者のことが心配です。それでも、死は必ずやってきます。利用者、一人一人に人生のドラマがあり、Aさんとしては、なんど立ち会っても、まったく慣れることはありません。いまこの瞬間も、利用者の死に際して、号泣しているかもしれません。

それでもなお、Aさんは「この仕事には、やりがいがある」と言います。人間の人生を深く理解することができ、そこから社会がくっきりと見えるそうです。

本当に、頭が下がります・・・。私たちは、いつまでも、こうした善意の方々の犠牲に寄りかかっているわけにはいきません。さもないと、本当に日本の介護は崩壊してしまいます。介護者としても、なにかできることはないか、考えていきたいです。
 

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