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MONEY PLUSは「日々のくらし、人生を豊かにする「くらしの経済メディア」として難しく捉えられがちなお金の話を、より身近に、よりわかりやすく、読者が自分事として捉えられるようにする」(MONEY PLUSのHPより)メディアです。メディアとしては、株式会社マネーフォワードによって2013年12月に設立されています。
そんなMONEY PLUSに、KAIGO LAB編集長のインタビュー記事『「介護に専念するために仕事を辞める」どうして問題なのか?』が掲載されています。優れた介護の事例として「メガネ」を取り上げるなど、これまでのKAIGO LABでの発信を前提としたインタビューになっています。
介護にもは品質があり、高品質の介護は、介護される人にとって良いだけでなく、介護をする人の負担を減らすことにつながります。仕事を辞めて、慣れない介護をすると、低品質な介護を提供することになるでしょう。そうなると、介護の負担は返って増えてしまうのです。
「家族の愛」が、優れた介護の邪魔になることがあります。ただ、優れた介護に必要なのは介護の技術です。介護をすること自体を愛情表現にしてしまうと、技術としての品質を妥協することになります。それは結果として、悲惨な介護につながってしまいます。
古い先入観として「子供が世話をするのがいちばん」という考えもあります。しかし、メガネについて考えればわかりやすいのですが、理想的な介護というのは、そもそも、自分が介護をされていることに気づかないようなレベルにあります。
意識している人は少ないと思いますが、近視や老眼の人が使うメガネは、立派な介護機器ですよね。ですが、メガネがなければ生きられない、メガネに介護されている人は、それに負い目などありません。むしろ、ファッションとしての楽しみもあるほどです。
親が近眼や老眼になったら、メガネを買ってあげるかもしれませんが、それで会社を辞めたりはしませんよね。それと同じように、親になんらかの介護が必要になったら、適切な支援を与えることが大事なのであって、会社を辞めたりすることは、誰のためにもならないことを訴えたいのです。
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