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誰もが、たまに考えることだと思います。もういちど、小学生のころに戻れるなら、あんなことや、こんなこともしてみたいと考えますよね。色々と、環境面で変えたいことも多いと思います。
あの先生にもっと教えてもらいたかったとか、別の学校に行けばよかったとか、もっとあの勉強をしておけばよかったとか、そもそも別の国に生まれたかったといったこともあるかもしれません。
ですが、過去は変えられません。色々と後悔することも多いと思いますが、それでも私たちは、未来に向かっていくしかありません。ここは皆にとって平等ではありますが、平等な残酷です。
同じようなことなのですが、考えることが(ほとんど)ないと思われるのが、自分が高齢者になったら、という話です。・・・どういう生活がしたいですか?そして、どのような介護を受けたいでしょう。
介護されることなく、眠るように死ねたらよいと考えるかもしれません。しかし、そのような人はむしろ少数です。多くの人は、どこかの時点で、なんらかの介護を受けることになります。
考えることは少ないのですが、実質的な影響力はあります。私たちは、投票などを通して、自分たちの未来を作っていくことができます。ですから、いざ、自分が介護を受けることになったとき、そのときの制度やサービスというのは、自分たちで作ってきたものです。
小学生に戻ることはできないのですが、高齢者にはなっていくわけです。小学生に戻れたら・・・というのは妄想です。しかし、高齢者になったら・・・というのは、将来設計なのです。ここに無関心でいて、いざ自分が介護を受けることになったときに文句を言うのは(本当は)おかしなことなのです。
もちろん、将来に備えてしっかりと貯金をしておくことも大事でしょう。しかし同時に、国の介護制度がどうなっていて、それは今後、どのように改善されていくべきなのかについても、興味関心を持っていくべきだと思います。
自分のことであっても、私たちは、将来について真剣に考えることが苦手です。せいぜい、数ヶ月先までの見通しを立てているくらいで、自分が高齢者になったときのことなど考えないほうが普通でしょう。
しかし、時間というのは、年齢が上がってくればくるほどに、その過ぎ去る速度が速く感じられたりしないでしょうか。ただ成り行きにまかせていると、非常に問題の多い介護制度に唖然とすることになります。
難しいことですが、いまはまだ介護と関係がない人であっても、介護について一緒に考えていけたらと思います。
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