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プロジェクト・マネジメント【KAIGO LAB SCHOOL 第12回授業】

プロジェクト・マネジメント

KAIGO LAB SCHOOL は、介護業界で働く若手人材向けのビジネス・スクールです(授業料無料)。理念は「日々の業務課題を高いレベルで解決し、その解決策を介護業界全体に広め、もって介護業界の発展に大きく寄与する人材を輩出する」です。今回は『プロジェクト・マネジメント』の様子を報告します。

そもそもプロジェクトとはなんだろうか?

現代の経営環境において、特にプロジェクトとして扱われるのは、通常の業務にはおさまらない新しい業務を、新たに創造するための活動です。特に営利企業においては、プロジェクトは新事業開発(売上向上)か、または業務効率化(コスト削減)がテーマになります。

そもそも学習とは、その前後で行動が変わることです。そして、組織の行動は、ルーティンワークによって規定されます。プロジェクトは、新たなルーティンワークを生み出すために存在していると考えると、プロジェクトとは、まさに組織学習の根幹をなす概念ということになるでしょう。以下、通常の業務とプロジェクトの違いを、簡単に対比してみます。

項目
通常の業務
プロジェクト
組織
常設。固定的な役割分担があり、それに応じて肩書きが付与される。 目的を達成するまでの一時的なもの。
業務
定められた作業手順に従って、同様な作業が繰り返し行われる。 目的を達成するため、どのような作業を、どのような順番でこなすのか、計画を立てて実行。
予算
活動に必要となる予算を年度のはじめに立てて、その範囲内での活動が進められる。 目的を達成するために使える予算を明確にし、その範囲内で独立して管理される。

プロジェクト・マネジメントの知的体系=PMBOK(ピンボック)

プロジェクトは、具体的に組織学習(組織の行動に変化をもたらすこと)を進めるための大切な手段です。大切であるということを証明するように、プロジェクト・マネジメント(プロジェクトの管理)については、すでに世界中で研究が進んでおり、国際標準としての知的体系も存在しています。

この、プロジェクト・マネジメントの知的体系(Project Management Body of Knowledge)のことを特に、英語の頭文字をとってPMBOK(ピンボック)と言います。このPMBOKは、現時点では、10個の知識領域と47のプロセスにまとめられています。

現代社会でビジネスを進める場合、このPMBOKに関する基本的な知識がないと、様々な場面で不利になります。一部の天才的なビジネス・パーソンを除けば、PMBOK(またはプロジェクトの実務)を知らないというだけで、付加価値の高いビジネスを進めることはできないと言ってもよいほどです。

ただ、PMBOK自体は、数百人の人材が、数年にわたって関わるような規模のプロジェクトを想定して体系立てられています。そのため、実際にPMBOKを使う場合は、自分の関わるプロジェクトの規模や特徴によって、PMBOKをカスタマイズして使うという視点も大切です。

PMBOKの心臓は、WBS(Work Breakdown Structure)にある

PMBOKの心臓とも言えるプロセスは、WBS(Work Breakdown Structure)と呼ばれる、プロジェクトの目的を達成するために必要な活動の記述にあります。極端に言えば、WBSが書けないと、いかなるプロジェクトも成功させることはできません。

組織にもよりますが、少なからぬ企業においては、そもそも、WBSが添付されていないプロジェクトが承認されることはありません。今回の講義では、花見や忘年会のWBSを書いてみるというところからはじめて、最終的には、KAIGO LAB SCHOOL の卒論制作のWBSを書いてもらいました。

KAIGO LAB SCHOOL 1期生たちは、いよいよ、SCHOOL での学習の終盤に突入してきています。小さくない成果も出てきており、本当に頼もしい限りです。終盤戦となる次回以降は、介護業界における具体的な課題といったテーマが講義の中心になっていきます。

KAIGOLABの最新情報をお届けします。

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