閉じる

兄弟姉妹がいるから介護が楽になるは違った!?介護をめぐる兄弟姉妹とのトラブル

兄弟姉妹

兄弟姉妹だからこその難しさ

親の介護問題がはじまったとき、兄弟姉妹がいると助かるか、というと、そうでもないのが実情です。もちろん、被介護者1人に対して、介護者の人手は多いほうがよいのは確かです。しかし、そこには、人手が多いからこそ生まれてしまう難しさもあります。

たとえば、介護が必要になった親に対して、自分が一人っ子の場合は、とにかく、介護サービスを提供してくれるプロとしっかり連携し、自分の責任において、介護を進めていくしかありません。これは「逃げ場がない」ということでもあります。反面、責任の所在が明確なので、「誰がなにをやるか」というトラブルも発生しません(大変であることは変わりませんが・・・)。

これに対して、親の介護を兄弟姉妹で分担する場合、「誰がなにをやるか」で、トラブルになるケースが後を絶ちません。極端なケースでは、責任の押し付け合いが発生し、兄弟姉妹の間柄にヒビが入ってしまうこともあります。むしろ、介護を通して、仲の良くなる兄弟姉妹というのは稀だとすら思われます。

介護をめぐるトラブルの図式

よくあるのは、兄弟姉妹とその配偶者の中で(1)被介護者の近くに住んでいる(2)専業主婦である(3)長男とその配偶者である、といった条件がそろう人に、介護が押し付けられてしまうことです。

しかし、「あなたは、近くに住んでるのだから」とか「時間があるのだから」といったことは、介護の重い負担を押し付けられる理由としては、あまりにも理不尽です。介護よりも、遠くに引っ越して、パートでもはじめるほうがずっと簡単だからです。

また、長男とその配偶者であれば、泣き寝入りするしかないかというと、それも違います。第二次大戦以降、長男が家督を継ぐという制度は廃止されており、遺産相続については、生まれた順番によらず、どの子供にも、相続権は平等になっています。

過去、親の介護は長男とその配偶者の仕事というムードがあったのは、長男が、家の遺産を優先的に相続できるからでした。しかし、現代の法律はそのようになっていません。ここは、泣き寝入りしたくないところですね。
 

KAIGOLABの最新情報をお届けします。

この記事についてのタグリスト

PR