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オレオレ詐欺の被害者、その約○割が70歳以上の女性

オレオレ詐欺の現在地(2018年上半期)

警視庁の最新データ(2018年8月2日発表)から、オレオレ詐欺の現在地をお伝えします。特に、自分の親が典型的な被害者に少しでも該当する場合、警戒を怠らないようにしましょう。


オレオレ詐欺の被害者は高齢の女性!

オレオレ詐欺で直接現金を奪われてしまう被害者の88%は、70歳以上の高齢者です。また、オレオレ詐欺でキャッシュカードを奪われてしまう被害者の97%が、70歳以上の高齢者です。とにかく、オレオレ詐欺は、70歳以上の高齢者において発生しているという認識が必要です。

次に、オレオレ詐欺で直接現金を奪われてしまう被害者の84%は女性です。また、オレオレ詐欺でキャッシュカードを奪われてしまう被害者の92%は女性です。女性のほうが、オレオレ詐欺のターゲットになりやすいという認識が必要です。

とにかく、オレオレ詐欺の被害者になりやすいのは、70歳以上の女性が約8割になるという事実を、しっかりと記憶しておきましょう。子供の立場からは、母親を守る必要があるということです。もちろんこれは確率の問題で、必ずしも70歳以上の女性だけが危険なわけではありませんが、一般論として理解しておきたいです。

現金はカバン、キャッシュカードは警察

オレオレ詐欺において、直接現金を支払ってしまうのは、子供が現金の入ったカバンを置き忘れた(60%)、子供が会社のお金を横領した(12%)という、親からすれば子供を守るためのロジックが背景になっています。

これに対して、キャッシュカードの情報を渡してしまうのは、警察官をよそおった指示(64%)、百貨店を装った指示(9%)となっています。親からすれば、これらは子供のためではなく、権威のある機関や、信頼している組織からの指示に従うという形になっています。

とにかく、オレオレ詐欺において直接現金を求めるのはカバンを置き忘れた子供(の偽物)であり、キャッシュカードの情報を求めるのは警察官(の偽物)というところを、記憶しておきましょう。他にも様々な手口がありますが、ここもまずは一般論として理解しておきたいです。

2017年上半期からの成長率は約4割

オレオレ詐欺の現金被害の件数は、2017年上半期から2018年上半期への成長率として37%、キャッシュカード被害は36%成長しています。ざっくりと、1年で約1.4倍もの人が、オレオレ詐欺の被害にあっている計算になります。

警察官を装うケースは「あなたの口座が犯罪に利用されている」といったロジックで、偽のホームページに誘導し、そこに、被害者になってしまう高齢者の名前が表示されているといった形式が実例となっています。他にも、様々なパターンがあるのでしょう。

オレオレ詐欺を仕掛ける側は、完全に組織化されており、手口もどんどん巧妙になっています。自分は大丈夫だと考えている人ほど危ないのは、詐欺に限らず、いかなる領域においても同じことです。親自身が警戒すべきことではありますが、親を放置しておくと大変なことにもなりかねません。

※参考文献
・警視庁犯罪抑止対策本部, 『平成30年上半期における 特殊詐欺の状況について』, 2018年8月2日

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