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要介護認定;医師には、できるだけ正直に話をしましょう。

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医師に集まる「いわれなき非難」

医師に話を聞いていると、要介護認定の結果が送られてきた介護者から「こんなに酷い状況なのに、認定結果が軽すぎる」とクレームを言われるケースがあるそうです。要介護認定には「医師の意見書」が必要で、この権威が大きいので、そこについて指摘されるという話です(医師と意見書の関係)。

この原因は、医師の診療を受けているとき、高齢者によっては「強がる」ことがあることです(専門的には「装甲型タイプ」に分類される高齢者)。自分の老化を受け入れることが苦手で「まだまだ現役」と考えるタイプの高齢者は、特に注意が必要です。

要介護認定で「軽め」に判定されると・・・

要介護認定において「軽め」に認定されてしまうと、介護保険でカバーできる介護サービスの費用上限が下がります。結果として、必要なサービスが受けられなかったりして、介護者(家族)の負担が上がってしまうのです。

これは、仕事と介護の両立を目指すビジネスパーソンにとっては、死活問題にもなりかねません。なんとか「軽め」ではなくて「正しい」判断をしてもらう必要があります。

どうすればいいのか?

要介護者が主治医に会うときは、できるだけ同席して「日常的に見られる要介護者の本当の姿」を伝える必要があります。このとき、ある医師の話によれば「同席できない場合は、手紙で構わないので、真実を教えて欲しい」そうです。

医師は、科学者です。具体的な証拠(エビデンス)にもとずいた診断をすることが義務でもあります。そうした証拠がない場合は、たとえそれが「軽め」と言われようと、自分の持っている証拠にもとずいた診断をします。

「軽め」に診断されてしまうことがあるとすれば、誰もが不幸になります。「まだまだ現役」という心構えは素晴らしいですが、そうした心構えが現実をゆがめてしまうとしたなら問題です。
 

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