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介護における悪臭のもとは、どこにあるのか?

使用済みおむつ用のごみ箱

そりゃあ、排泄まわりでしょうという人に

いうまでもなく、排泄関連(ポータブルトイレ使用時、おむつ交換時)の動作には臭気がともないます。ロボット・ポータブルトイレ「rooma」などを使用すれば、それなりに臭気を抑えることができますが、使用中はどうしようもない部分です。

そうは言っても、他にもポイントがあるので、知っておくと便利かもしれません。介護が長くなると常識的なことなのですが、意外と教えてもらえなかったりもします。きちんとした調査結果(光田, 2014年)があるので、そこから引用しながら考えてみます。ガスセンサーを用い、臭気の成分分析まで行っている研究です。

体位変換のときにも臭気が出る

まず、体位変換のときにも悪臭が出るようです。要介護者にとって体位変換が必要である以上、この点での改善は難しいかもしれません。ただ、補助器具などを用いることで、体位変換を、要介護者が自分でできるようになると、臭気という面でも嬉しいことになります。

また、体位変換のときに臭気を受けることが事前にわかっていれば、介護者としても、そのときだけ呼吸を制御するなどすれば、対応できることにもなるでしょう。

このポイントでの臭気対策としては、布団などの寝具を清潔に保つことも、当然、有効です。寝具のクリーニングについては、自治体がサポートしていることが多いので、調べてみてください。自己負担額も無料〜1,000円程度と格安ですので、利用しないともったいないです。

使用済みおむつ用のごみ箱

もう一つ、ここは改善ポイントなのですが、大事なのが「使用済みおむつ用のごみ箱」です。掃除をしても、どうにも室内から悪臭がとれないというとき、ここを疑ってみてください。使用済みおむつは、個別にビニールに入っていると思いますし、ごみ箱も専用のものは悪臭がもれないように工夫されていますが、それでも、ここが悪臭のもとになっている可能性が指摘されています。

ビニールを2重にしたり、こまめに使用済みおむつを捨てたりすることで、臭気はかなり改善できるかもしれないのです。ちょっとしたことかもしれませんが、毎日の生活をおくる場所を、少しでも気持ちよくすると、精神的な余裕も生まれたりします。

※参考文献
・光田恵, et al., 『在宅介護環境における臭気の発生場面の調査』, 人間-生活環境系シンポジウム報告集38(2014年)
 

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