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社会参加が高い地域ほど、転倒、認知症、うつの発生率が低い

社会参加

当たり前に感じられますが、大事なこと

厚生労働省によって、スポーツやボランティア、趣味のグループなど、他者と関わるような社会参加が活発な地域では、転倒、認知症、うつの発生リスクが低い傾向が明らかにされています。

この調査は、2010年8月~2012年1月にかけて,北海道,東北,関東,東海,関西,中国,九州,沖縄に分布する31自治体に居住する高齢者のうち、要介護認定を受けていない高齢者169,201人を対象とした大規模なものです。112,123人からの回答(回収率66.3%)が分析されています。

スポーツをしていると、転倒リスクが少なくなります。身体を動かしているので、筋力の衰えなどが予防できるということでしょう。ボランティアに参加すると、認知症リスクが少なくなります。新しい出会いなどが刺激になったりもするのでしょう。そして、趣味のグループに参加していると、うつのリスクが少なくなります。共通の価値観を持つ人たちとの交流に意味があるのでしょう。

要介護者のことだけでなく、自分の未来のためにも

スポーツやボランティア、趣味のグループなどへの参加を心がけておくと、長く健康でいられるわけです。要介護者のことであれば、なんとか、こうした社会活動に参加できるように配慮する必要があります。また、自分自身のこととしても、長期的にこうした社会活動に関わっておくことは、健康で幸せな老後のために大切です。

自分の老後ということから離れても、特にメンタルヘルスは注意しないとなりません。人間は他者との関わりから幸福を引き出していく生き物です。面倒でも、コツコツと社会参加をしていくことは、幸せな人生をおくるために、大事なことなのです。

週末をダラダラしてしまうなら、参加できるグループを探し出し、その活動がうまくいくように関わっていくことを考えてみるべきでしょう。ある意味で、生きること自体が面倒なわけで、それを嫌ってしまえば、生きる力そのものが弱ってしまうのです。

※参考文献
・厚生労働省老健局振興課, 『介護予防・日常生活支援総合事業の基本的な考え方』
 

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