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介護者だって、たまには息抜きしたい!「レスパイト」ってなあに?

respite

介護におけるレスパイトの意味は?

レスパイト(respite)という英語の意味は「(苦痛などの)一時的な休止」といったところになります。学生時代の英語の授業では、まず出てこない言葉なので、知らなくて当然です。

介護の文脈におけるレスパイトとは、介護者が「たまには介護から解放されたい!」という願いをかなえてくれるサービスのことを指しています。

介護・医療業界が、時にこうした「わかりにくい言葉」を使うのには理由もあります。たとえば「レスパイト」のかわりに「介護者の苦痛低減サービス」といったストレートな表現を使うと、被介護者(要介護者)を傷つけてしまいます。「わかりにくい言葉」の裏には、人間心理への配慮があるのです。ただ同時に、介護者にとっても「わかりにくい言葉」になってしまうのは、なんとも難しいところですね。

さて、介護保険の対象となるレスパイトには「短期入所生活介護」や「短期入所療養介護」といったサービスがあります。要するに、親などの被介護者(要介護者)を、短期的に(数日〜2週間程度)預かってくれるのが、介護の世界における典型的なレスパイトというわけです。

実際には、レスパイトという言葉は、介護保険の対象外となるショートステイや、NPOによる日中の預かり、普段は介護に参加していない家族が一時的に介護を対応することなども含めて、もっと広い意味で用いられています。

そうしたわけで、レスパイトには、介護保険の対象になるものと、そうでないものがあります。介護の費用負担に悩んでいる場合は、受けるレスパイトが介護保険の対象かどうかは、特に注意してください。レスパイトの活用がうまくなると、介護の精神的な負担が少し軽減します。

レスパイトを受けるには?

繰り返しになりますが、レスパイトは、介護に関わる家族の苦しみを、一時的ではあっても、和らげることを目的としています。ですので、本当に辛さに耐えられなくなる前に、ケアマネなどに「レスパイトを受けたいのですが・・・」と相談してみるべきでしょう。

介護業界では「レスパイト・ケア」、「レスパイト・サービス」、「レスパイト入院」といった言葉が使われています。こうした言葉を知っていると、サービスのネット検索がしやすくなるので、覚えておきたい言葉です。ケアマネとはいえ、全ての情報を把握しているわけではありません。ですから、ネット検索でよさそうなレスパイトを見つけてから、ケアマネに相談すると良いかもしれません。

レスパイトの意外な効果

レスパイトを利用する人というのは、被介護者(要介護者)が介護施設には入居していない状態(在宅介護)にある人でしょう。その理由は様々ですが、そうした理由の中に「被介護者が介護施設への入所を嫌がる」というものもあります。

これが、レスパイトをきっかけとして、変化するというケースもあるようです。つまり、短期的とはいえ、実際に介護施設に入所してみて、介護施設への考え方が(良いほうに)変わるというものです。もちろん、逆のケースも聞くので、レスパイトのために選ぶサービスは、やはり、ケアマネに相談しながら考えていくことが大事になりそうです。

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