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身体は元気なのに認知症というのが辛い場合

身体は元気なのに認知症というのが辛い

認知症に苦しむ人の現在と未来

認知症に苦しむ人は、現在、推定で500万人程度いるとされます。これが、2025年には700万人にもなります。軽度認知障害(MCI)の人まで合わせたら、1,300万人という予想もあります。誰もが認知症になる可能性があると考えておく必要があります。

少しずつではありますが、認知症の予防につながる発見も出てきてはいます。しかし前提としては、認知症は誰もが持ち得る症状であり、かつ、その根本的な治療は難しいという理解が求められます。

まだ介護がはじまっていない人の場合、不安なイメージだけが先行していることでしょう。しかし、ただ不安になっているだけでは、これだけの高確率で向き合うことになる認知症への準備としては不十分です。少しずつでも認知症への理解を深め、対応策についても考えておく必要があります。

身体は元気なのに認知症というケース

介護にまだ関わりのない人のイメージで、もっとも大きな誤解の一つが、実は認知症に対するものです。こうした人に話を聞いてみると、認知症は「寝たきりのような状態にある人が、おかしな発言をしている」というあたりが平均的な答えというのが現実です。

しかし、実際の少なからぬケースにおいては、認知症に苦しむ人は、身体は元気ということもあります。普通に動けますし、きちんとした介護を受けていれば、認知症の進行を抑えながら、自立した生活を営むことが可能という場合もあります。

逆に、身体は元気な状態で、さらに運が悪いと、温厚だった人が暴力を振るうようになってしまったり、徘徊をして警察から頻繁に連絡がくるような生活にもなりえます。しかし、身体が元気なため、要介護認定においては、程度の軽い認定になってしまったりもします。

要介護認定の不服申し立て制度を活用しよう

身体が元気であっても、介護に多くの負担がかかり、かつ、認定される要介護度の範囲では、介護サービスが足りないと感じられることがあります。そうした場合、ケアマネや地域包括支援センターに相談しながら、要介護認定の不服申し立て制度を活用しましょう。

このとき、主治医や調査員の判断が正しくない可能性もあります。実際に別の医師に状況を説明して意見をもらったら、要介護認定が変わったりすることもあります。とはいえ、自分だけでこうした不服申し立てをするのは困難なので、やはり、ケアマネや地域包括支援センターに相談することが大事です。

ここで、そもそもケアマネが頼りにならないというケースも残念ながらあります。そうした場合はケアマネの変更もできますので、とにかく、認知症などで困っていて、状況の改善について相談しても前に進まないというときは、ケアマネの変更についても検討する必要があります。

とにかく、今の状況に問題があったら、そのままにせず、多くの人に相談するということを心がけてください。家族会なども活用すれば、相談先もより多くなります。自分だけでは対応できないのが認知症の介護です。だからこそ、しっかりとSOSを出せる状態を確保することが大事なのです。

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