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こたつで脱水症状?こたつの危険性について

こたつで脱水症状?こたつの危険性について

こたつで脱水症状?

こたつのある暮らしは、冬にかかせない日本の伝統です。こたつでゴロゴロ、ミカンを食べながらくつろぐのは、とても気分のよいことでしょう。もちろん、こたつが苦手という人もいるでしょうが、少なからぬ日本人は、冬場を、こたつを中心として過ごしていたりします。

しかし、こたつには意外な危険性もあるのです。こたつで寝てしまったりすると、身体から水分が失われ、脱水症状になります。脱水症状は、脳梗塞や心筋梗塞などにつながる、危険なものです。

脳梗塞や心筋梗塞が、日本人の死因の多くを占めていることは認識されているでしょう。しかし、これらを引きおこす最大の要因のひとつが、脱水症状であることは、あまり知られていないことかもしれません。

脱水症状は、血液中の水分を不足させ、血をドロドロの状態にしてしまいます。さらに、高温状態で汗をかいたりすると、水分だけでなく、様々なミネラルが血液中から失われます。結果として血液が濃くなり、血管が詰まってしまうのです。

特に、高齢者の場合は(1)筋肉と脂肪が減ることで水分貯蓄が衰える(2)腎臓機能が低下することで排尿量が増える(3)利尿作用のある薬の服薬で排尿量が増える(4)飲食が負担になり水分摂取量が減る(5)喉の渇きを感じにくくなる、といったことが起こりやすく、脱水症状になりやすいのです。

こたつ寝では睡眠の質が確保できない

人間は、睡眠状態になると、体温を下げることで、身体の機能を低下させ、深い眠りに入るようになっています。こたつは、この体温の低下を妨げてしまいます。また、こたつの中は狭く、寝返りなども十分にうてないため、身体に疲れが残るとも言われます。

睡眠品質が悪いと、免疫力が低下することが知られています。免疫力が低下すると、冬場の乾燥した空気に乗ったウイルスに感染する可能性も高くなります。ノロウイルス感染による嘔吐や下痢、インフルエンザ感染による高熱発汗などは、さらに身体から水分を奪います。

こたつが発汗を促し、こたつ寝が睡眠品質を奪うことでウイルスへの感染リスクを高め、さらに高齢者だったりすると・・・。脱水症状のリスクは、夏場の熱中症だけでなく、冬場にも高まると認識しておくべきでしょう。

幸福なこたつ利用のために

幸福なこたつ利用のためには、まず、こまめな水分補給が大事になります。そして、こたつでは寝ないことが大事です。仮にこたつで寝てしまったら(喉が渇いていなくても)できるだけ意識して水分補給を行ってください。

特に、もともと脱水症状になりやすい高齢者の場合は注意してください。できるだけ、ひとりでのこたつ利用は避け、寝てしまったら起こしてくれる人が周囲にいる状態での利用が理想的です。それが難しいなら、なんらかの「みまもり機能」を強化したいところです。

脱水症状のサインとしては(1)尿の色がいつもよりも濃い(2)トイレに行く回数が減った(3)暑いのに汗が出てこない(4)いつもよりも皮膚のハリが失われている(5)倦怠感がありダルい、といったことがあります。こうしたサインにも注意しながら、こたつを楽しみましょう。

※参考文献
・エスシーグループ, 『こたつと脱水症状』, LIVE(vol.89), 2015年11月
・Ajinomoto, 『脱水症は脳梗塞、心筋梗塞の引き金に』
・Livedoor News, 『こたつで寝ることに潜んでいる危険性 健康だけではなく肌にも悪影響』, 2016年2月23日

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