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短期入所(ショートステイ)の意外な効果とは?介護をする家族の休息(レスパイト)になるだけではない

短期入所(ショートステイ)の意外な効果

短期入所(ショートステイ)とは?

短期入所(ショートステイ)は、正確には短期入所生活介護と呼ばれるサービスです。要介護者を、通常は数日〜1週間程度、最大で連続30日間、介護施設に入所させてくれるというものです。連続30日以内であれば、介護保険が適用されます。30日を超えてしまう場合は、31日目以降は全額自己負担となります。

1日あたりの費用は、介護保険が適用される場合は、食費や宿泊費も合わせて、だいたい3,000円程度になります(自治体、要介護の度合いや、介護施設のサービス内容によって異なるので正確ではありません)。

在宅介護をしている人にとっては、本当にありがたいサービスです。出張や冠婚葬祭などで、どうしても自分では介護ができないときなどはもちろん、レスパイト(介護の苦痛からの一時的な解放)としての意味も大きいのです。また、介護者である自分自身が体調を崩してしまったときなどの利用もできます。

短期入所の間は、要介護者には日常生活の世話(入浴介助、排泄介助、食事など)が提供されるのはもちろん、医療的なチェック、レクリエーションやリハビリなども受けられます。状態が悪くなってきていた要介護者が、短期入所によって、元気を取り戻すということもあります。

また、介護施設への入所についてネガティブなイメージを持っていた要介護者が、短期入所の経験で「こうしたところであれば、長期的に入所してもよい」というふうに変わるということもあります。いざというとき、介護施設に入ることになっても、施設に慣れていれば楽です。

このように、短期入所は、介護にとってなくてはならないサービスであり、色々とポジティブな効果が期待できるものでもあります。もちろん、必ずしもうまくいくケースばかりではありませんが、短期入所のサービスを提供しているほうもプロなので、様々なケースに対応してきたという経験もあります。

短期入所の意外な効果とは?

上記のような効果については、多くの介護者がすでに知っていることかもしれません。しかし、意外と知られていない、もう一つの効果があります。それは、介護職(介護のプロ)が、要介護者に対する理解を深めるというものです。

普段、在宅介護の状態にあっても、介護職は、その要介護者に接してはいます。それでも、限られた時間であることはもちろん、特に夜間の状態については、実際に見ることは多くなかったりします。

短期入所においては、介護職と要介護者の接する時間は、普段の在宅介護よりもずっと長くなります。夜間もまた、要介護者がどのような状態になるのか、しっかりと観察して理解することが可能になります。

こうした短期入所によって得られる要介護者の情報が、関係する介護職に共有されることで、介護全体の質が高まるということが現実にあるのです。そうした意味でも、短期入所は、少なくとも1度は経験しておくと、長期的な介護が楽になる可能性があります。

短期入所をお願いするときの流れ

基本的には、ケアマネに相談しつつ、短期入所をお願いすることになります。注意したいのは、どこの短期入所の施設も、人気があって、予約でいっぱいということです。ですから、短期入所を利用するときは、できる限り早い時点で予約を入れておく必要があります。

ただし、短期入所は、本来は急な出張などに対しても対応することが求められる施設です。ですから、こうした予約は、単純に早いもの順ということにはなっていない施設も多くあります。要介護度や緊急性などを考慮して、入所の順位が変動したりする施設もあるということです。

申し込みをしたのに、なかなか順番がまわってこないというときも、怒らないでください。もっと緊急性が高いと判断された要介護者がいる可能性があります。どうしても、特定の日の利用が必要なときは、やはり、早めの予約が鉄則となります。

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