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【人事部の皆様】違うよ、ぜんぜん違うよ!育児(子育て)と介護に求められるサポート

育児(子育て)と介護

経営者や人事部のよくある誤解

経営者や人事部の人と話をしていて、驚かされることがあります。それは「育児も、介護も、要するに十分な休暇を与えればよいんでしょ?」という誤解がとても多いということです(もちろん、ここをしっかり把握している人もいます)。

これは、間違いです。以下の表を見れば、会社として「仕事との両立」を支援するときの、育児と介護の違いがはっきりとわかると思います(注:みずほ総合研究所, 『介護と仕事の両立支援の課題』, 2013.12.20 の記述を基礎に、KAIGO LAB編集部が文章を修正しています)。

育児
介護
自分にも子供時代があり、自分が通ってきた道に近いところを子供も通るため、全体を把握しやすい。 自分として経験したことがないため、何がいつ必要になるのかなど、全体を把握するためのヒントもない。
妊娠〜育児休暇が終わるまで「仕事との両立」について1年以上考える時間がある。 ある日突然はじまるため「仕事との両立」について考えている時間が全くない。
「仕事との両立」に必要となる時間的・金銭的負担を見積もることが比較的容易。 「仕事との両立」に必要となる時間的・金銭的負担が全く予測できない。
時間がたつと、負担が小さくなっていくのが普通。「仕事との両立」が難しい時期もだいたいわかる。 時間がたつと、負担が大きくなっていくように感じられる。「仕事との両立」がいつできなくなるかもわからず不安。
保育所の開所時間は、ある程度まで、働く親の勤務時間に配慮されていることが多い。 デイサービスなどの提供時間は、フルタイムで働くビジネスパーソンには配慮されていないことが多い。
職場に育児経験者が多く、必要であれば日常的に相談できる。「仕事との両立」を実現し、育児を卒業した先輩も多いため、職場で理解と同情が得られやすい。 職場で介護をカミングアウトする人は少なく、相談できる人も見当たらない。介護休業なども、同僚から本当の意味での理解を得にくい。

何が言いたいのか

介護の場合は、育児に比べて、仕事との両立のために(1)情報が足りない(2)考える時間が足りない(3)職場に相談できるネットワークがない、ということが言いたいのです。

これに加えて、育児は、辛いながらも、子供の成長から仕事のモチベーションを得ていくことが可能でしょう。対して介護は、そこから仕事のモチベーションを得ることは難しいということも考えておく必要があります。

誤解を避けるために付け加えておきますが、仕事と育児の両立が簡単だとか、そういうことが言いたいのではありません。そうではなくて、育児と介護はかなり違うということを認識し、それぞれに異なるサポートが必要だということです。

ぜひ、御社内でも話し合っていただきたいです。

お知らせ

KAIGO LABは、従業員の「仕事と介護の両立」を真剣に考える企業を応援します!「仕事と介護の両立」を実現するための制度設計にお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。専門のコンサルタントが対応します。

 

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