閉じる

介護業界の新旋風となるか?金融エリートが介護業界に参入!

IMG_3896
山崎和雄さん

金融業界から見た介護業界の現状

最近、金融業界の人々と話をしていると、介護業界での「再編の動き」が多いと聞きます。KAIGO LAB編集部にも、金融関係者から「介護業界情報」の問い合わせが複数あります。

まず、人材難と建築費高騰から経営が立ち行かなくなる介護事業者が増加し、経営破綻が増えているため、買収案件(会社の経営権を取得する)が増えていると言います。

そのかたわらで、上手に経営している介護事業者の収益は安定してきており、そうした事業者が事業拡大に動いていると言うのです。

金融業界としては、この動きはチャンスです。経営破綻した介護事業者を買い取り、その経営を立て直した上で、大手の介護事業者に売るという「流れ」ができているからです。

ある金融エリートの決断と挑戦

そうした中、KAIGO LAB編集部は、面白い情報をキャッチしました。こうした金融業界のチャンスがありながら、金融業界を飛び出して「介護」という文脈で、自らベンチャー企業を立ち上げる人材がいるというのです。

この起業家の名は、山崎和雄さんと言います。京都大学を卒業後、公認会計士として朝日監査法人(現KPMGあずさ監査法人)に入所。その後、投資銀行や投資ファンドにて活躍します。NHKドラマ『ハゲタカ』の鷲津政彦をイメージしてもらうと良いでしょう。

金融業界にて地位を固めてきた山崎さんですが、数多くの大型ディールをこなすなかで「もっと事業の前線に出たい」、「自分の事業を持ちたい」という気持ちが強くなります。

そうした気持ちを持ちながら、山崎さんは、スタンフォード経営大学院にて経営の修士号(Master of Science in Management)を今年の6月に取得します。ここで、シリコンバレーの起業家精神の洗礼を受け、日本での起業を決意するのです。

KAIGO LAB編集部は、この山崎さんが起業のために帰国しているタイミングで接触し、そのビジョンを聞いてきました。

山崎さんは、介護業界でなにをするのか?

山崎さん自身も、家族の病気と長期的なケアを経験しています。また、介護に関わる人々との人脈を作ってきました。そうした中で、特に介護業界に対する課題意識を複数持ってきました。

山崎さんは、要介護4や5といった介護レベルの高い介護現場を複数見学し、この、自らの課題意識に確信を持ちます。そして、介護業界の課題を新しいアプローチで解決すべく、事業計画を立てたのです。

KAIGO LAB編集部は、この具体的な計画を聞きました。しかし残念ながら、これは企業秘密でもあるので、詳細については、ここでは公開できません。

ただ、山崎さんのサービスは、遅くても1年以内には、介護業界の人々に認知されることでしょう。サービスの開始は、遠くありません。ワクワクしますね。

KAIGO LAB編集部による事業の評価

まず、事業のアイディアは、斬新なイノベーションです。特に、この事業が成功すれば、介護現場における大きな問題を改善できる可能性が高いものです。サービスが始まれば、介護業界で話題になるでしょう。

また、金融のプロという側面から、事業資金の調達面での不安がないのは強みです。大きな投資がなされ、完成・公開されるサービスは、はじめから高い品質で出てくるでしょう。

問題となるのは、斬新なイノベーションだからこその「宿命」と言えるものです。斬新なイノベーションは、例外なく「新しいからこそ、人々に理解されにくい」という問題を抱えます。

ですから、介護業界の人々に「正しく理解される」ために発生するコストを、どこまで正しく見積もれるかが、勝敗の分かれ道となりそうです。

介護業界は、これをどうみるべきか

広く知られている通り、介護業界には様々な問題があります。そうした課題を解決するためのベンチャーの新規参入は、歓迎すべきものでしょう。実は、イノベーションというのは、業界の外からやってくることが多いという事実があります。その側面からも、期待できそうです。

同時に、斬新なイノベーションというのは、統計的に見たとき、成功確率は高くありません。山崎さんの事業アイディアが成功する確率も、いかに計画が優れていたとしても、決して高いとは言えません。

それでもなお、介護業界の課題に正面からチャレンジしようとする「勇気」は賞賛すべきものです。介護業界に本格的な投資が発生するということでもあり、こうしたチャレンジが増えていくことは、介護業界を活性化するでしょう。

KAIGO LAB編集部は、今後も、山崎さんの活動を追いかけます。また、公開できる進捗があり次第、こちらで紹介したいと思います。
 

KAIGOLABの最新情報をお届けします。

この記事についてのタグリスト

PR