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排泄タイミングを予測するデバイス(DFree)の驚くべき可能性について

dfree

介護に関係のない人には、冗談みたいな商品ですが・・・

体内における腸などの動きを、体に影響のない超音波で測定して、排泄がいつごろ起こるかを予測するというデバイスが発売となります。先行予約をしている500名への出荷が、来年の4月になるそうです。このデバイスの名前は「DFree(ディフリー)」と言います。

これは、突然の便意によって、トイレに間に合わないという事故をなくすことを目的としたものです。普通の人にとっては、冗談みたいな商品にも映るかもしれません。しかし、胃腸の弱い人はもちろん、介護現場のことが思い起こされる人にとっては「すごく便利だ!」と感じられると思います。
 

何分後に便意が来るかを予測し、スマホに知らせる

「ディフリー」の大きさは、3.5 x 5.5cm と、とてもコンパクトです。これを下腹部に取り付けておくと、排泄までの時間を、スマホに知らせてくれるのです。また、過去の排泄時間のログをつけることで、排泄の予測精度を高めていきます。

車いすで外出しているときなどは、多目的トイレまで移動するのに時間がかかります。急な便意には、とても対応できないのです。そこで、失敗したくないという気持ちが、要介護者を外出から遠ざけてしまいます。これは廃用症候群(生活不活発病)の原因になりえます。

「ディフリー」があれば、誰もが慌てることなく、トイレに行って、準備することができます。なんとも、優秀なデバイスです。是非とも、大型量産体制を実現して、価格も手頃になり、多くの介護現場に導入されることを望みます。

この「ディフリー」の拡張性について考えてみる

まず、取得されたデータから、便意のみならず、様々な病気も診断できるようになるでしょう。もちろん、病気の診断となると、医療行為となって禁止みたいな流れになりがちなので、そこは上手に回避した上での話です。

また、このデバイスは、常に携帯され、身体に密着していることから、体温や脈拍といった、腸内の動き以外のログを取得できるでしょう。ただ、こうした予防医療的な部分には、人間は意外とお金を使わないので、もう少し先のことかもしれません。

マーケティング的な視点から「ディフリー」の拡張を考えるなら、妊婦向けの、赤ちゃんの心音ログを取るデバイスとして位置づけも検討してもらいたいです。デバイスを装着する場所もだいたい同じですし、心音を取るのは難しくなさそうなので、デバイスの改造もそれほど大変ではないでしょう。

現在の妊婦は、赤ちゃんが動かなくなると、心音を聞くようにしている人が多くいます。とはいえ、動かなくなってから心音を聞いて、何か問題があっても間に合わない可能性もあります。

であれば「ディフリー」を、常に赤ちゃんの心音を取り、それをスマホに送って、異常があればすぐにアラートを出すデバイスとして位置づければ、多くの妊婦が買ってくれるのではないでしょうか。親は、子供のためならば、お金を惜しみません。

また、医師がこの心音のログを見れば、そこから不整脈や心臓の異常などがわかるかもしれません。それによって、早期の対策ができたりすると、赤ちゃんの安全は、今よりもずっと高まるかもしれません。

とにかく、この「ディフリー」には大注目です。将来的に、日本を背負って立つ企業になる可能性を感じます。すごい企業が出てきました。
 

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