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カレーが認知症予防になる?ただし、市販のルーには有効成分が少ないので注意。

ウコンの有効成分

インド人には認知症が少ない?

インド人の認知症発症率は、アメリカ人の4分の1というデータがあるそうです。その原因は、インド人がよく食べるカレーの成分であるウコンに含まれているクルクミンに、認知症の予防効果があるからと考えられています。

日本人も、カレーはよく食べますよね。しかし、日本では認知症は増え続けており、カレーが有効というのは、どうにも信じられない人も多いのではないかと思います。その理由について、週刊朝日(2012年11月2日号)が言及しているので、引用します(太字は KAIGO LAB)。

カレーの中の成分、ウコンに含まれるクルクミンの認知症予防効果はかなり高いと言われています。マウスでの研究結果だけでなく、インド人の認知症発症率がアメリカ人の4分の1というデータもあります。ただ、残念ながらスーパーなどで売られているカレー粉やルーを調べると、インド料理屋のカレーよりはウコンの含有量が低いのです。

ウコンは、インド原産の、ショウガ科ウコン属に属する多年草です。インドでは紀元前から料理や医薬品として利用されてきたものです。インドにおいてウコンは、カレー以外にも、様々な使われ方をしています。

ウコン(クルクミン)の効果について

ウコンに含まれる成分の中で、特にクルクミンの効果には、多くの注目が集まっています。一般に、ウコンというと、二日酔いを予防するアルコールの友としての位置付けで理解されているかと思います。これは、クルクミンが肝機能を向上させるからです。

他にもウコン(クルクミン)は、抗菌作用、鎮痛作用、血圧降下作用、コレステロール分解作用、胃腸管系作用、抗炎症作用、抗がん作用など、本当に多くの可能性が研究されているのです。この上に、さらに、認知症の予防作用まで加わるのですから、ウコン、恐るべしです。

ただ、ウコンを摂取しすぎると、ウコンに含まれる鉄分が、肝炎を悪化させることもわかっています。このため、ウコンそのものではなく、そこから抽出される成分であるクルクミンを摂取したほうがよいようです。

厳密にいえば、ウコンの効能について、人間での効果測定は、研究が不十分であり、科学的にはまだこうした効果が証明されているというレベルではありません。また、副作用や危険性についての考察も不十分と考えられており、いかなるものもそうですが、過剰摂取には注意してください。

※参考文献
・渡邉泰雄, 『クルクミンの可能性』, ウコン研究所(ハウスウェルネスフーズ)
・林あつみ, 『高フルクトース食ラットへのウコン (Curcuma longa Linn) 併用投与による脂質代謝に及ぼす影響』, 東京家政大学研究紀要. 2, 自然科学 54, 13-18, 2014-03-01
 

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