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RUN TOMORROW(RUN伴)というイベントをご存知ですか?

RUN TOMORROW(RUN伴)

「RUN TOMORROW(RUN伴)」という企画がある

認知症の人、家族、支援者などのランナーが、日本列島を横断するイベント「RUN TOMORROW(RUN伴)」が熱いです(「らんとも」と読みます)。2011年に函館・札幌間の走破(第1回)からはじまったこのイベントは、昨年2015年の第5回では北海道・九州間の走破(第5回)まで成長しています。

すでに、参加者、運営、支援者など、合わせると数千人規模のイベントになっています。このイベントの大事なところは、この数千人という認知症に関わる人々が「同じゴール」を目指すという部分でしょう。

介護を傍観者として見ると、介護をする人(提供者)と、介護をされる人(受益者)という構図しか見えません。しかし現実には、介護者も要介護者も「ともに(伴に)」幸せな日常という「同じゴール」に向かっています。それを、ランニングで表現しているのが、この「RUN TOMORROW(RUN伴)」という企画なのだと思います。

認知症は、どんどん身近なものになってきている

今現在、日本には認知症の人が約462万人(2012年推定値)います。これが、2025年には700万人(日本人の12人に1人)になると言われています。にもかかわらず、認知症は、その多くの部分について原因が不明で、確固とした治療法も確立されていません。

さらに、高齢者ではなく、若くして認知症に苦しむ人(若年性認知症)の人も国内には約3万8千人(2009年厚労省調べ)いることがわかっています。恐ろしいことに、こうした若年性認知症の人も年々増えているのです。

認知症の人は、介護施設に入っているというのは間違いです。認知症の人の3人に2人(約67%)は、自宅で暮らしています。普通に、この社会の中で生きているのです。今後も、介護施設がどんどん増えるということはありませんので、自宅で暮らす認知症の人の数は、もっと増えていきます。

「認知症の人が増える」というと、認知症の理解がない人は、なんとなく不安になると思います。だからこそ、こうした「RUN TOMORROW(RUN伴)」のようなイベントを通して、そうした偏見を少しでも払拭することが大事なのです。

このイベントから、多くの人に、自分たちの暮らす地域でも、これだけ多くの人々が認知症と戦っているということを知ってもらえると思います。また、現在は認知症と孤立無援で戦っている人々に対しては、地域にはこれだけの仲間がいるということも伝わるでしょう。

介護を少しでも前向きにとらえるために

介護と戦っている人々は、介護とは無縁の人々からすれば、悲惨な世界にいるようにしか見えないかもしれません。確かに、悲惨な現実はあります。しかし、そこにいる人々は、なんとか前を向こうとしているのです。

人生は、ただ、どこまでも高い目標に向かって登っていく旅ではありません。登る、降るという、人生を「山登り」に例えるというメタファー(比喩)でとらえてしまうと、晩年はただ消化試合のように感じられてしまうでしょう。

「山登り」ではなくて、今、この瞬間という「平原」しかないと考えてみてください。人生を、その時の日常を、しっかりと前をみて走る(ランニング)というように考えてみると・・・視界をさえぎっていた「山」はなくなり、ただ、たくさんの人が頑張って暮らしている(走っている)という日常が見えてくると思います。

RUN TOMORROW(RUN伴)公式サイト

プロモーションサイト:http://runtomorrow.jp/
情報サイト:http://runtomo.jimdo.com/
 

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