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お見合いの話は、やめてください・・・(介護職の悩み)

お見合いの話

「お見合い話」を持ってくる要介護者は意外と多い

要介護者にとって、介護のプロの存在はとてもありがたいものです。介護のプロとしては、仕事でやっていることであっても、要介護者からすれば「なんて親切なんだ」と感じてしまっても無理はありません。

こうした感情が高じると「ぜひ、うちの嫁に来てもらいたい」という話に発展してしまうことがあります。しかも、これが意外に多いようなのです。介護のプロに接していると、少なからぬ人が、要介護者からの「お見合い話」を経験していることに気づきます。

もちろん、ここから良縁が生まれることもあるでしょう。ですから、無下に「お見合い話」は全ていけないというつもりはありません。ただ、いちど断っても、めげずに何度も「お見合い話」を持ちかけてくる要介護者もいるというところに、問題があります。

いちど断ったら、何度も話を持ちかけてこないで欲しい

誰でも、未婚であれば「お見合い話」を持ってきてもらうこと自体は、別に悪いことだと思わないでしょう。しかし、いちど断った話を何度も持ちかけられるのは辛いです。

特に、介護のプロとしては、こうした話を「強く断る」ことはしにくいという点には配慮してもらいたいです。なぜなら、強く断ると、その後の要介護者の息子さんや娘さんとの間に気まずい空気が生まれてしまうからです。

介護のプロにとって、介護者(家族)との連携は大事です。ですから、むやみに気まずくなるのは避けたいのです。強く断ると、介護者への電話などでの連絡も、ぎこちなくなってしまいます。

要介護者からしたら、強く断られないので「脈があるのかも」と感じてしまうのかもしれません。それで、何度もプッシュしてしまうのでしょう。ただ、お断りの理由としてありがちな「今は結婚する気がない」「彼氏・彼女がいる」というものは、当たり障りのないことを言っているだけのことも多いのです。

介護者(家族)として注意したいこと

要介護者は、介護のプロと自分の家族が結婚してくれたら(1)介護の費用がかからなくなる(2)家族の介護負担がずっと減る(3)孫の顔がみられる、というように良いことずくめです。

ただ、これらは全て、要介護者の側にとって都合がよいことであって、介護のプロの「気持ち」が無視されているところが問題です。介護のプロにとって介護は仕事です。それをプライベートで無料で行うことに、魅力を感じない人もいます。

介護者(家族)としても、要介護者が自分のところに、お世話になっている介護のプロとの「お見合い話」を持ってきたら、注意してください。もちろん、自分としてもその気があって、介護のプロも断らない場合は、前向きに考えてもよいというのはあたりまえです。

しかし、要介護者のプッシュが強く、しつこい場合は、同じような対応を、介護のプロに対しても行っている可能性があります。この場合は、まず、介護のプロに迷惑がかかっていないかを確認してみてください。

それでも要介護者がひかない場合、介護事業者に話をして、既婚者の介護のプロに担当を変わってもらうことをお願いするしかないかもしれません。または、現在担当してくれている介護のプロに「最近、結婚した」という嘘をついてもらうことも検討したいところです。

どうでもよい話のように感じられるかもしれませんが、介護のプロには心の優しい人が多いのです。介護者が想像している以上に、この問題について悩んでいることもあります。もちろん、ケース・バイ・ケースの話なのですが、一応、心に留めておいてください。

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