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介護サービスを利用するときに大事なたった一つのこと

介護サービス

介護サービスは契約なのですが・・・

介護サービスには、適応されるサービスの範囲(契約のスコープ)があります。介護サービスの提供者は、本来は、この範囲を逸脱して、サービスを提供することはできません。日本はアメリカのような契約社会ではありませんが、どんなに面倒だと思っても、介護の世界は契約でできています。必要となるサービスを、介護保険と自分のお金でやりくりできる範囲で選択し、契約するのです。

とはいえ、多くの介護サービスの提供者は、感情のないロボットではなく、善意のある人間です。「ちょっとくらいのこと」であれば、本来はサービス範囲外(契約外)のことであっても、対応してくれることも、現実にはしばしばあります。

たとえば、訪問系の介護サービスで、掃除の契約があったとします。その範囲が、室内の掃除に限られているのに、介護サービスの提供者によっては、ベランダや庭の掃除までしてくれることもあります。こうしたことは稀ですし、そもそもサービス範囲外であり、あくまでも、介護サービスの提供者の善意です。

そして、こうした「ちょっとくらいのこと」というのは、遠距離介護の介護者にとっては、涙がでるほどに助かるものです。なぜなら「ちょっとくらいのこと」のために、高い交通費と宿泊費を負担することになるのが、遠距離介護の苦しみだからです。

「いつも、本当にありがとうございます」

こうしたサービス範囲外のことにも対応いただけることがあるのは、あくまでも、介護サービス提供者の善意があるからです。そこに、きちんと感謝の気持ちを表現しないとなりません。

介護サービスの提供者と、個人的に深くつながっていくことが、結果として、介護者の負担を減らすことにもつながります。介護は、それなりに長期間になることが普通ですから、これは、一般に想像される以上に大事なことです。

具体的には、メールに頼るのではなく、電話で直接「いかに助かっているか」ということを述べることで、感謝の気持ちを伝えることが大切です。メールは、感情が乗りにくく、気持ちが伝わりにくいツールです。感謝の気持ちを伝える場合は、メールは不向きであることを認識する必要があります。

繰り返しになりますが、いかにお金を払っていても、介護サービスの提供者に、介護の全てを丸投げすることはできません。あくまでも、介護の責任は、介護者にあるのです。
 

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