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男性と女性、若者と高齢者、どちらが嘘をつく?

男性と女性、若者と高齢者、どちらが嘘をつく?

男性の42%、女性の38%が嘘をつく

人間の嘘について、ドイツのマックス・プランク研究所およびイスラエルのテクニオン工科大学による大規模な調査が行われています。その結果、嘘をつく割合は、女性よりも男性のほうが大きいということがわかりました。ただ、その差はわずかです。

BBCの報道によれば、まず、男性の42%、女性の38%が嘘をつくということでした。もちろん、日常的に平気に嘘をつく人と、たまに嘘をつく人など、その中身は様々です。ただ、人間はかなりの程度、嘘をつくということは、多くの人が直感でも感じてきたはずです。

あくまでも推測ですが、男性のほうが、女性よりも虚勢をはるケースが多いということも関係しているかもしれません。男性は、女性に選ばれる立場にあるというのが真理なら、選ばれるために自分を大きく見せるということは、ありえるかもしれません。

高齢者のほうが、若者よりも正直

次に、この調査は、年齢による違いについても明らかにしています。高齢者のほうが、若者よりも正直という結果になっているのです。正確には、年齢が1歳上がるごとに嘘をつく割合は0.28%ずつ減るということが判明しました。

同じ人であっても、20歳と70歳では、嘘をつく可能性が14%も異なるということです。これを、高齢者のほうが若者よりも倫理的であると考えることもできます。しかしおそらくは、年齢が上がるごとに、嘘をつく必要性が下がるというのが真相でしょう。

高齢者のほうが、若者よりも多くの社会資源を持っていると考えられます。これも推測にすぎませんが、すでに十分な社会資源を持っている場合、嘘をつくリスクを犯す必要性も低くなるはずです。

高齢者の福祉を考える場合

こうしたことには、大きな個人差があるという点には注意が必要です。ただ、一般論として、若い男性の意見を聞くときは、そこに嘘が紛れ込むリスクを想定する必要がありそうです。逆に高齢の女性に意見を聞くときは、そうしたリスクは比較の問題として小さくなりそうです。

ですから、たとえば若者が将来なりたい職業の調査などにおいては、そこに嘘が含まれる可能性も認識しておくべきでしょう。そうした調査結果をそのまま事実として扱うと、意外なほど、若者の行動とは一致しない可能性があります。

また、高齢者の福祉を考える場合は、シンプルに、どうしてもらいたいのか、希望を聞いていくという作業が有効かもしれません。もちろん、本人の希望というのは、本人がそれと自覚している場合と、そうでない場合(潜在的な希望)がありますから、注意も必要です。

※参考文献
・BBC, 『うそをつきがちなのは男女のどちら、若者と高齢者ではどちら』, 2019年1月21日

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