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毎日1時間歩くことで、インフルや肺炎での死亡リスクを下げられる

毎日1時間歩くことで、インフルや肺炎での死亡リスクを下げられる

インフルエンザが流行っています

現在、インフルエンザが日本中で流行っています。日々、インフルエンザによって亡くなってしまった高齢者の痛ましいニュースが入ってきます。しっかりと対策をしていても、流行しているため、インフルエンザに感染してしまうところまでは仕方のない部分もあります。

ここで、どうしても気になるのは、感染してから重度化し、亡くなってしまうという部分について、なにか打つ手はないのかということです。そんな思いを持っている研究者たちも多く、少しずつではあっても、成果が出つつあるようです。

そうした成果のひとつに、日常的に運動をしていると、インフルエンザなどの重症化を避けられるというものがあります。ただ、高齢者ともなると、運動をするのが辛くなる人も増えてしまいます。病気があって、そもそも運動が適さない人もいます。

毎日1時間歩くだけでも効果がある?

そうした中、どの程度の運動をすれば、インフルエンザなどの重症化を避けることができるのかに関する、信頼性の高い研究結果が公表されています。以下、NIKKEI STYLEの記事(2019年1月18日)より、一部引用します。

北海道大学(所属は論文掲載時)の鵜川重和氏らは、日本の高齢者を対象に、心筋梗塞または脳卒中の経験があるかどうかを考慮しながら、日常的な歩行時間が肺炎またはインフルエンザによる死亡と関係するかどうかを検討しました。

分析対象になったのは、日本人のがんリスクの評価を目的とした疫学研究「JACCスタディ」に参加した、65~79歳の日本人2万2280人(男性9067人、女性1万3213人)です。(中略)

1日の歩行時間が0.5時間のグループと比較して、1時間以上歩行していたグループの肺炎またはインフルエンザによる死亡リスクは10%低くなっていました。反対に、歩行時間が0.5時間未満のグループのリスクは、参照群より33%高くなっていました。(後略)

ほんの少しの遠回りを意識する

1日1時間歩くことが、インフルエンザなどの重症化を避けるのに有効ということです。これは、毎日の生活の上で「ほんの少しの遠回り」を意識すれば、それほど無理なく達成できる運動です。毎日、歩いて30分程度の距離にあるスーパーで買い物をするなど、上手な計画を立てるとよいでしょう。

足腰が弱ると、外出することも難しくなってしまいます。外出できなくなると、社会との接点が減り、孤立してしまう可能性も高まります。そうした孤立は、要介護のリスクを高めることもわかっています。

日々の暮らしの、ほんの少しの蓄積が、将来に大きな影響を及ぼすということは、なんでも同じかもしれません。英会話の勉強も、楽器の練習も、人生を豊かにすることは、日々の蓄積によってしか獲得できないものです。日々の小さな心がけを、意識して設計してみることをおすすめします。

※参考文献
・NIKKEI STYLE, 『インフル・肺炎での死亡リスク よく歩く高齢者は低く』, 2019年1月18日

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