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介護用語に強い日本語ドリルがeラーニングで受けられる

介護用語に強い日本語ドリルがeラーニングで受けられる

外国人の介護人材向け日本語ドリルが登場

外国人が介護現場で働くことも、当たり前のことになりつつあります。しかしやはり、日本語の壁は高く、介護現場からはコミュニケーションの問題を聞くことも増えてきました。自動翻訳機の発展を待っていることもできないので、なんとか、少しでも効率的に日本語を学んでもらう必要があります。

そうした中、株式会社シュビキが、外国人向けの、介護(および医療)に特化した日本語ドリルを開発し、販売を開始したようです。以下、株式会社シュビキによるプレスリリースより、一部引用します(改行位置のみKAIGO LABにて修正)。

株式会社シュビキ(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:首尾木義人)は、8月28日「日本語ドリル 医療・介護編(N4レベル)(英語・中国語対訳付)各全2コース」を「BISCUE eラーニング」として発売致します。

新たな在留資格創設の動きが、急ピッチで進められています。医療・介護分野も、その対象となるものの一つで、今後の外国人労働者の拡大が期待されています。労働力人口の減少は、既に各産業で問題になっていますが、中でも医療・介護分野は高齢化の進展と相まって、早急な対策が必要です。

新在留資格はその解決策の一つですが、実際には、やはり言語が障壁になるケースが多く、教育面での支援も求められます。本作は、こうしたニーズに応えて開発されたもので、医療・介護現場で使われる言葉を中心に、イラストや音声付で、ビギナーにも分かりやすく日本語が学べる教材です。(後略)

日本語のネイティブではない強みもある

たしかに、日本語に問題を抱えているのは問題です。同時に、外国人の介護人材には、日本人にはない強みもあります。それは、外国人として日本にいるだけで、彼ら/彼女らは、社会的なマイノリティーとしての意識を持っていることです。そしてマイノリティーだからこそ理解できる、マイノリティーの気持ちというものがあります。

現在、日本において要介護(要支援)と認定されているのは、646万人(2018年5月時点)です。介護を必要とする人は、日本における約20人に1人という状態です。介護業界に近いところにいると忘れがちですが、介護を必要とする人は、実はマイノリティーなのです。

社会における多くの物事は、マジョリティーが受け手であることを前提として発信されています。マイノリティーは、そうした発信に触れるたびに、少しずつではあっても傷ついていくものです。これは日本に限った話ではありませんが、社会というところは、悪意はなくても、無神経な発信に溢れています。

日本語は堪能ではなくても、要介護者の傷ついている気持ちに寄り添うことが、外国人の介護人材にはできる可能性があるということです。もちろん、それだけで介護のプロとして成立するわけではありません。ただ、日本語は上手でなくても、意外と要介護者と仲良くなれる介護人材がいることは、事実として知っておいてもよいでしょう。

※参考文献
・株式会社シュビキ(プレスリリース), 『日本語ドリル 医療・介護編(英語・中国語付)」新発売(シュビキ)』, 2018年8月28日

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