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要介護でも旅をあきらめない!「トラベル・ヘルパー」というお仕事

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介護ツーリズムというビジネス領域がある!

要介護認定を受けた人の中には「もう二度と、旅はできない」と思ってしまう人もいるのではないでしょうか?そんな方々に、旅の楽しさを思い出させてくれるのが「トラベル・ヘルパー」というお仕事です。

日本には、介護ツーリズム(介護旅行)をサポートする会社がいくつもあります。事業構想大学院大学によるインタビュー記事は、介護ツーリズムの現実を知るために、とても参考になります。

1991年創業。バブル崩壊で、旅行業界が低迷し、差別化の必要に迫られる中、添乗員出身の篠塚さんが「かつて旅行好きだった高齢者の方々に今一度、旅の楽しさを味わってもらいたい」という思いで、この分野に飛び込んだ(1995年サービス開始)。それから約20年。高齢化の進行と共に、運輸・建設・介護など各分野からの参入が続いたが、「SPIあ・える倶楽部」は、介護ツーリズムの日本におけるパイオニアとして成長を続け、2013年には利用件数が400件を超え、介護旅行取扱高も1億円に達した。

SPIあ・える倶楽部代表の篠塚氏が設立したNPO法人「日本トラベルヘルパー協会」で資格認定を受けた「トラベル・ヘルパー」は、介護技術と旅行の業務知識を持っていて、介護ツーリズムや外出の支援をしています。介護もできるツアー・コンダクターと言っていいでしょう。

旅行先での買い物や、それ以外のアクティビティ、現地の人との交流をサポートする「トラベル・ヘルパー」は、今後さらに必要とされるお仕事かもしれません。

旅行にはきっと、楽しみ以上の意味がある

人間にとって、偶然の出会いや、見たことのない場所に行くことは、刺激になります。刺激は、広い意味で認知症の予防にもなります。また、普段は、介護を通して険悪なムードが生まれてしまう関係性も、旅行をきっかけとして、少しは改善するかもしれません。

介護は、長期戦です。その多くは、辛い記憶だと思います。だからこそ、少しでも楽しい記憶を意識して積み上げていくことが、後になって大きな救いにもなるでしょう。

それは、認知症となった母親のための個展かもしれません。ちょっとしたオシャレかもしれません。そうしたものの一つとして、旅行というのは、十分に検討に値するのではないでしょうか。
 

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