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圧倒的に足りないのは、介護人材だけではない?介護職こそ、ITの専門性を身につけるべき

圧倒的に足りないのは、介護人材だけではない?介護職こそ、ITの専門性を身につけるべき

介護人材の不足をおぎなうのは、ITである

介護人材は、2025年には、約38万人不足すると言われています。介護人材が不足すると、きちんと介護保険料を納めてきた人であっても、利用したい介護サービスが利用できないという状況にもなりかねません。非常に恐ろしい問題です。

この問題を解決するために、本来であれば、介護人材の数を増やしていくべきでしょう。しかし、介護福祉士を養成する学校は、のきなみ定員割れを起こしています。どう考えても、これだけの人数をそろえることはできない見込みです。

そこで期待されているのは、ITです。ITによる仕事の効率化が実現すれば、なんとか、今よりも少ない人数で、より優れた介護ができるようになります。実際に、介護分野においては、多くのITベンチャー企業が生まれてきています。

そもそもIT人材も足りていないという現実

しかし、そんなIT人材も不足しているのです。2020年までには、約37万人のIT人材が不足すると考えられています(IoT News, 2017年)。ここがなんとかならないと、介護の2025年問題もまた、解決しないということになってしまいます。

日本の未来を考えたとき、介護とITという、残されている数少ない成長産業の、そのどちらもうまくいかないのは非常によくないことです。しかし、どちらにも優秀な人材が必要であるという状況は、放置しておくと、人材の取り合いになってしまいます。

とくに、日本の医療と介護は、IT化が遅れています。IT人材の不足は、こうした状況の改善を遅らせてしまうでしょう。そうなると、2025年問題は、本当に爆発してしまいます。では、ここに解決策はあるのでしょうか。

介護人材こそ、ITの専門性を身につけるべき

介護とITが同時にわかる人材が増えれば、この問題は小さくなります。現在の介護業界の待遇の悪さについても、介護人材がITを学ぶことで、改善できると考えられます。とはいえ、ITの専門性を身につけることは、そうそう簡単なことではありません。

ただ政府は、国民のIT教育予算を確保しています。この多くは子供の教育のためのものですが、その一部でも、介護業界の人材育成に使ってもらえないものでしょうか。いきなりプログラミングというのは難しいかもしれません。それでも、ウェブマーケティングや画像・動画編集といった分野であれば、実用的で学びやすいと思われます。

あたりまえですが、未来は必ずやってきます。そして、未来をつくるのは現在の行動です。未来のために、いま、何をするのかについて、真剣に考えて実行していかないと、大変なことになります。アイディアを出して、実際に行動していくことが、どうしても必要なのです。

※参考文献
・IoT News, 『2020年にはICT人材が約37万人不足、第4次産業革命の進展によって減少する仕事と増加する仕事』, 2017年2月17日

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