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コンビニ業界や外食業界で、高齢者の活用が活性化している!

コンビニ業界や外食業界で、高齢者の活用が活性化

労働者不足が追い風となって高齢者の活用が進む

コンビニで買い物をするとき、レジに高齢者が立っていることが増えてきていると思いませんか?これは、長く労働者不足に悩んできたコンビニが、高齢者の活用に力を入れ始めているからです。

正確なデータは少ないのですが、コンビニでは、現在、10%前後のアルバイトが高齢者のようです。当然、各店舗ごとに違いますし、地域差もあるでしょう。とはいえ、今後は、さらなる労働力不足によって、この割合は高くなっていくと思われます。

また、コンビニのフランチャイズ・オーナー(経営者)からすれば、若者よりもむしろ、高齢者のほうがよいという声もあるようです。社会人経験の長い高齢者は、学生などに比べると、仕事に対する意識が高く、勤務態度がよいというところが背景のようです。

こうした背景を受けて、コンビニ各社は、さらに多くの高齢者を受け入れるために、研修の充実や、高齢者でも使いやすい経営管理ツールの開発などを急いでいます。また、コンビニで働くことに不安を感じる高齢者に配慮して、高齢者専用の採用ページを準備している会社も増えてきています。

もちろん、この流れはコンビニに限りません。レストランに代表される外食業界でも、高齢者のアルバイトは増えてきています。将来的には、コンビニや外食業界に限らず、もっと幅広い業界で、高齢者は求められていくでしょう。

この流れが持っている希望と限界

コンビニ業界や外食業界でのアルバイト業務は、決して楽なものではありません。立っている時間が長いですし、夜勤もあります。接客業特有の対人ストレスも少なくありません。覚えなければならない商品の数も多いし、そうした商品も次々と新しくなるので、相応の記憶力も求められます。これらは、高齢者にとっては、かなり厳しいものです。

しかし、現場で働く高齢者が増えていくと、こうした業務上の困難は、技術によって解消されていくでしょう。多少の障害があっても、しっかりとした人であれば、積極的に採用したいというところも増えていくはずです。

こうした業界における高齢者の割合が増えれば、職場環境のほうが、高齢者にとって働きやすいように変化していくということです。労働力不足が、こうした流れを加速させるため、高齢者の活躍の場は確実に増えていきます。雇用形態としても、アルバイトから正社員に登用される高齢者も出てくるでしょう。

ただ、どうしても意識しないとならないのは、この流れは、最終的には、ロボットによる自動化に行き着いてしまうということです。高齢者のサポートをしてきた経営管理ツールが、より優れた人工知能(AI)を搭載してしまえば、今度は逆に、アルバイトが必要なくなってしまいます。

それでもなお、コンビニ業界や外食業界には希望がある

将来的には、ロボットが人間の仕事を奪うとはいえ、そのときは、高齢者だけの問題ではありません。それこそ、ベーシックインカム(無条件で個人に対して支払われる給付金)などが必要になってくるはずです。

そうした、今とはまったく異なる社会が出現するまでは、誰にとっても仕事は重要です。それは、足りなくなりがちの、老後の生活のための資金を稼ぐという意味があるだけではありません。社会との関わりを切らないことは、高齢者の心身の健康にとって重要なことでもあるのです。

日本の地域にとって、コンビニやレストランの存在は、人々の日常生活を豊かにするだけでなく、地域活性化の要でもあります。その意味で、これからは高齢者も、今まで以上に日本の活性化に貢献する時代になっていくのでしょう。

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