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身体的介護と精神的介護;いずれはどちらも必要になる

2種類の介護

身体的介護とは?

身体的介護は、たとえば脳梗塞から麻痺となり、自由に身体が動かせなくなるといった身体的なハンデを負うことにより必要となるものです。食道ガンなどから、食道の一部を切除したことで、タンを吸引する必要が出てくるといったことも、ここに含まれます。

身体的介護については、リハビリや介護ノウハウも蓄積されており、そうした情報を学ぶことで、色々な対処を行っていくことが可能です。この分野の介護器具や介護サービスも、年々充実してきています。介護をはじめたばかりのときは、不安でいっぱいだと思いますが、きちんと介護プランを立てれば、それなりにしのげる場合もあります。

精神的介護とは?

これに対して、精神的介護は、認知症や統合失調症、うつ病といった精神的な病気に起因して必要となるものです。身体的介護とは異なり、被介護者ひとりひとりで、その特徴が異なり、一般的な対処法がないというのが、とても難しいところです。他の被介護者で有効だったノウハウも、別の被介護者には通用しないということも普通です。

たとえば、重度の統合失調症の場合は、入院が必要になります。このとき、入院期間には制限があるのが一般的で、数ヶ月ごとに病院を点々とするといった苦労があります(しかも、どこの病院も満員だったりします)。しかし、軽度であれば、きちんと薬さえ飲んでおけば、しばらくは大丈夫というケースもあります。それなのに、薬を嫌がることも多いのですが・・・。

結局、この2種類はどちらも発生する

今は、身体的介護をしているとしても、いずれは認知症などになり、精神的介護も必要になったりします。逆に、精神的介護をしていたとしても、いずれは身体も弱くなり、身体的介護も必要になるでしょう。ですから、どちらのケースが発生しても対応できるよう、情報だけは集めておきたいものです。

あくまでも一般論で、例外も多いと思われますが、やはり介護者として、より辛いのは、精神的介護です。言葉が通じなくなり、本人の希望も理解できなくなっていくとき、介護者は、罪の意識に心を痛めていくことになります。

被介護者の希望がわからなくなったとき、介護者にできることは、介護者である自分の負担を最小限とすることです。介護プランも、本人の希望から逆算してつくるのではなく、介護者である自分の都合から立てることになります。

あまりふれたくありませんが、お金があれば、被介護者を施設に入れっぱなしという対応になっていきます。どうしてもお金がない場合は、自治体などに相談をすることから、対応を考えていくことになるでしょう。
 

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