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なにを把握すべきなのか;要介護者との正しい向き合いかた

要介護者と向き合う

よかれと思ってアレンジしたのに・・・

よかれと思って、介護サービスをアレンジしたら、要介護者がそれを嫌がるというケースも多くあります。よくあるのは、苦労してヘルパーをアレンジしたら、それを嫌って、勝手に断ってしまうといったことです。

「せっかく、やってあげたのに」という気持ちになるのは仕方がありません。とはいえそれは、介護者が、要介護者の現状と希望を把握していないことを示しているという現実は、受け止めないとならないでしょう。

把握しなければならないこと

まず、介護が必要になった背景である、身体的・精神的なハンデがなんであるか、医学的な見地から、専門家の意見も入れて、きちんと把握することが求められます。ここで、下の世話など、要介護者としてはどうしても言いにくいこともあるので、要介護者の気持ちにも配慮する必要があります。

次に、要介護者の経済的な状況についても、把握する必要があります。お金があるか、ないかによって、受けられる介護サービスも変わってくるからです。

最後に、意外と忘れられてしまうのが、要介護者の希望の把握です。どんなにハンデがあっても、誰かに頼りたくないという被介護者もいます。ハンデを負ってでも、どうしても大事な趣味をやめたくないという要介護者もいます。

要介護者の希望との向き合いかた

要介護者とはいえ、人間らしい生活を望むのはあたりまえのことです。ここは「迷惑をかけたくない」といった理由から、なかなか本当の希望を話してくれない要介護者もいますので、注意が必要です。

仮に希望を把握したとしても、そのすべてを満たしてあげることは不可能かもしれません。それでも、希望がなんであるかを聞いてあげるところまでは、できると思います。

同時に、要介護者の希望は変化していきます。特に、介護されることに慣れていない段階では嫌がっていたことも、介護に慣れてくると逆に求めてくることもあります。

具体的には、入浴介助などは、他人(ヘルパー)に自分の裸を見られるわけですから、誰でも嫌がるものです。しかし慣れてくれば、入浴は気持ちいいですし、意外と好きになったりもします。

要介護者も、介護者も、介護の経験を通して変化していきます。今回取り上げたようなことは、一度確認してしまえばおしまいというわけではなく、介護経験が進むごとに、定期的に確認していかなければならないわけです。
 

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